里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ワサビの群生地 藤沢町黄海

2018-12-25 | 日記
一関市藤沢町黄海地区の南部、台地状の山地の間を小河川が流れていて、深い峡谷を刻んで
北上川に注いでいます。峡谷ながら流れはゆるやかで、川沿いに古い林道の道形が残されて
います。夏場はつる草や丈のある草に覆われるため、道形を通り抜けることができません。
それらが枯れ果てた冬場なら通れるかもしれないと、下流側から遡ってみました。

道形の入り口あたりは草が刈り払われていて、100mほどは楽に辿れましたが、その先は
セイタカアワダチソウやヨモギなどの枯れ草が茂っているので、難儀な行程になりそうです。
ところが、道形がカモシカの通り道になっているようで、踏み跡が続いているのでこれを
辿ると、所々に彼らの糞が落ちています。




                             二枚とも2018.12.21撮影

しばらく踏み跡を辿ると林の中を行くようになり、そこからは枯れ草が少なくなるので、少し
は楽に歩けるようになります。そんな林床に光沢のある緑葉が点在していて、場所によっては
群生しています。観察するとワサビの葉ですね。
川の流れから離れた林内なのに、進むにつれ群生する数が増していきます。
深い谷底の林内ですから、湿気が保たれワサビ好みの環境になっているのでしょう。


                                 2018.12.21撮影

ワサビは2016年の4月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
ワサビ 渓畔のお花畑


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