里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

フユシラズ 松島の道端

2024-01-12 | 日記

松島町北部、丘陵下の集落道を巡っていると、道路脇の草地にたくさんの黄色い花が咲い
ています。タンポポかと歩み寄ると、フユシラズという帰化植物ですね。
散歩で町内を巡っていると、道路際とか民家の塀際などに生えているのを見かけることが
ありますが、早朝からか花が閉じていることが多く、このようにきれいに咲いているのは
始めてみました。

                                二枚とも2024.1.5撮影

フユシラズの原産地はヨーロッパの地中海沿岸で、我国へは江戸時代に渡来したようです。
一年草ですがこぼれ種で勝手に増えるようで、夏に発芽して生長し、晩秋の頃から咲き始
めて春先まで次々と咲き続けます。花は日が射すと開き、曇った日や夕方には花は閉じて
しまいます。キンセンカ(金盞花)の仲間で、ヒメキンセンカの別名もあります。

                                二枚とも2024.1.5撮影

キク科キンセンカ属の一年草で、原産地はヨーロッパの地中海沿岸。草丈は10~20cm。
花壇に植えられたり、逸出して道端や水路沿いに生えていることもある。
茎はやや横に這って広がり、稜があり、くも毛及び腺毛がある。
葉は互生し、長さ4~7cmの披針形、低い鋸歯があり、無柄。
花期は11~4月、頭花は黄色~橙色で直径2~3cm。舌状花は雄性、頭花の周囲につく。
筒状花は両性。総苞片は長さ0.5~1cm、腺毛がある。舌状花の長さは総苞片の長さの2
倍以下。頭花は果時には下向きになる。
痩果は冠毛がなく、強く曲がり、背に多数の突起がある。



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