里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ウリノキ 杉林内

2017-06-16 | 日記

福島県新地町福田地区の、北向きの県道法面や杉林内の林道沿いに、ウリノキの
白い花が咲き始めていました。特徴的な花で、一度見たら忘れることはないでしょう。
私には、仙台七夕の吹流しに似ているように思えます。

葉はイタヤカエデのような形をしていますが、それが野菜の瓜の葉に似ているとして
「瓜の木」と名付けられたようです。






                            三枚とも2017.6.10撮影

ミズキ科ウリノキ属の落葉広葉樹で、樹高3mほどの低木。
北海道~九州に分布し、沢沿いや杉の林縁など、やや湿った半日陰~日陰に自生する。
樹皮は灰色。なめらかでまるい皮目がある。
葉は互生し、葉身は長さ幅とも7〜20cm、浅く3〜5裂し裂片の先は鋭く尖る。基部はやや心形。
質は薄く、表面には軟毛が散生し、裏面にはやや密に生える。葉柄は長さ5〜10cm。
花期は6月で、葉腋から出た集散花序に白い花が付く。花弁は6〜8個、長さ3〜3.5cmの線形で
外側に強く巻く。雄しべは6〜8個、長さ3cm。葯は黄色で花糸とほぼ同長。
花柱は1個で雄しべより長い。
果実は核果。長さ7〜8mmの楕円体で、藍色に熟す。
核は1個、長さ7mmほどで不規則な溝がある。



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