石巻市大川地区、山地中腹の曲がりくねった林道を巡っていると、路肩に白っぽいキノコ
が散生しています。周囲は松や杉の林ですね。
傘の直径は大きいもので5cmほどの小~中型のキノコで、1本抜き取ってみると柄の基部
のツボの部分が球状になっています。ツボはないにしても、テングタケの仲間でしょう。
二枚とも2023.10.12撮影
キノコ図鑑でテングタケの頁を開き、前後のページをめくると「コテングタケ」が載って
いて、私の写真のキノコとよく似ています。
針葉樹林に生える中型のキノコで、傘やヒダ、柄の色や基部の様子が私の写真のキノコに
そっくりなので、コテングタケで間違いないでしょう。
コテングタケは有毒キノコで、毒成分はブフォテニン。アルカロイドの一種で、ヒキガエ
ルの毒と同じもののようです。誤食すると下痢や嘔吐などの胃腸系の中毒を起こし、悪寒
、めまい、精神錯乱などを起こす可能性があるとのことです。
二枚とも2023.10.12撮影
テングタケ科テングタケ属の中型キノコで、夏~秋に針葉樹林や松混じりの雑木林の林床
に発生する。傘の直径は3~6cm、色は茶褐色〜灰褐色で、表面はややかすり模様をあら
わし、しばしば暗灰色のイボが付着する。傘の縁に条線は無い。
ヒダは白色でやや密、柄に対して上生〜離生する。
柄は下に向かってやや太くなり、長さ7~9cm。表面は白色〜淡灰色。
基部はカブラ状に膨らむ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます