里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ハナホウキタケ 淡橙赤色 

2020-10-17 | 日記

加美町宮崎旭地区西部、尾根筋の細い山道を上がって行くと、山道から少し下がった東向
きの斜面に明るい色のキノコが幾つか見えます。斜面を下って確認するとホウキタケの仲
間のようで、今がちょうど盛りでほとんど傷みがありません。ごく淡い橙赤色で、比較的
下部で分枝し始めていることから、種の同定は容易でしょう。

                              二枚とも2020.10.9撮影

「きのこ図鑑」でホウキタケの前後のページをめくっていると、淡い橙赤色のホウキタケ
が載っていて「ハナホウキタケ」とあります。分枝も下部から始まっていますから、これ
で間違いないでしょう。

ハナホウキタケには軽い毒性があって、誤食すると吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの症状
が現れる場合があるようです。毒成分は不明とのこと。

                                  2020.10.9撮影

ホウキタケ科ホウキタケ属の毒キノコで、夏~秋に広葉樹林の地上に生え、しばしば列を
なして群生する。やや苦味があり、誤食すると嘔吐、下痢などの症状が現れる。
高さ5~15cmで、根元から何回も枝を分ける。全体的にくすんだ淡橙赤色で、枝の先端部
は黄色を帯びる。古くなると退色して褐色になる。肉は白いが、切ると淡い紫褐色に変わる
ことが多い。胞子紋は黄泥色。

 

 



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