樹木図鑑や、植物図鑑の「つる植物の巻」などをめくっていると、マツブサという
つる植物が載っていて、秋にブドウ状の実が生って、食べられると書かれています。
長年それとなく探していたのですが、今まで出合えていませんでした。
田束山の北東尾根が数百メートルにわたって刈り払われていて、石仏が祀られ
ていたり、ツツジが植えられているなど公園化されています。
そこにあるツツジの大株の一つに、何かのつる植物が絡んでいて、黒っぽい果実が
たくさんぶら下がっています。山ブドウの一種かと歩み寄ると、果実はブドウに見え
ますが、つるや葉が違いますね。
何となく、葉が図鑑にあったマツブサの写真に似ています。
二枚とも2015.11.6撮影
一房もぎ採って口に含むと、微かに松の樹香があります。
図鑑には「枝を傷つけると松の香りがする」とありましたから、果実にも同様の香りが
あるんですね。爽やかな香りですから、食味を損なうことはありません。
甘酸っぱくて山ブドウのような味ですね。せっかく採った実ですから、全部食べましょう。
食べていると、摘んだ指先が紫色に染まってきます。
同行者が「この色はアントシアニンだね、目が良くなるよ ♪」と喜んでいました。
2015.11.6撮影
マツブサ科マツブサ属の落葉性のつる性木本で、北海道~九州に分布する。
低山の林縁などに自生し、茎は他の木に絡みつきながら伸びて、高さ5mに達する。
つるは右巻き、茶褐色で松の樹皮に似て縦にひび割れ、節々から短枝を出す。
枝や葉,果実などを傷付けると松脂のような香りがし、果実が房状に付くことから
松房(マツブサ)と呼ばれる。
葉は短枝の先にまとまって付き、密に互生、葉身は広卵形で長さ2~6cm、先端は短く
尖り、縁は波打つ。質はやや厚く無毛。葉柄の長さは2~4cm。
雌雄異株で、花期は6~7月。短枝の葉腋から黄白色の花が垂れ下がる。
花は直径1cmほどで芳香があり、花被片は9~10個、雌花には十数個の雌しべがある。
花後、花床が伸びてブドウの房状の果実になって下垂し、房は果柄も含めて
長さ10cmほど。果実は液果で直径8~10mmの球形、10~11月に藍黒色に熟す。
果実には普通2個の種子が入り、形状は扁平な腎形で、直径は6mmほど。
つる植物が載っていて、秋にブドウ状の実が生って、食べられると書かれています。
長年それとなく探していたのですが、今まで出合えていませんでした。
田束山の北東尾根が数百メートルにわたって刈り払われていて、石仏が祀られ
ていたり、ツツジが植えられているなど公園化されています。
そこにあるツツジの大株の一つに、何かのつる植物が絡んでいて、黒っぽい果実が
たくさんぶら下がっています。山ブドウの一種かと歩み寄ると、果実はブドウに見え
ますが、つるや葉が違いますね。
何となく、葉が図鑑にあったマツブサの写真に似ています。
二枚とも2015.11.6撮影
一房もぎ採って口に含むと、微かに松の樹香があります。
図鑑には「枝を傷つけると松の香りがする」とありましたから、果実にも同様の香りが
あるんですね。爽やかな香りですから、食味を損なうことはありません。
甘酸っぱくて山ブドウのような味ですね。せっかく採った実ですから、全部食べましょう。
食べていると、摘んだ指先が紫色に染まってきます。
同行者が「この色はアントシアニンだね、目が良くなるよ ♪」と喜んでいました。
2015.11.6撮影
マツブサ科マツブサ属の落葉性のつる性木本で、北海道~九州に分布する。
低山の林縁などに自生し、茎は他の木に絡みつきながら伸びて、高さ5mに達する。
つるは右巻き、茶褐色で松の樹皮に似て縦にひび割れ、節々から短枝を出す。
枝や葉,果実などを傷付けると松脂のような香りがし、果実が房状に付くことから
松房(マツブサ)と呼ばれる。
葉は短枝の先にまとまって付き、密に互生、葉身は広卵形で長さ2~6cm、先端は短く
尖り、縁は波打つ。質はやや厚く無毛。葉柄の長さは2~4cm。
雌雄異株で、花期は6~7月。短枝の葉腋から黄白色の花が垂れ下がる。
花は直径1cmほどで芳香があり、花被片は9~10個、雌花には十数個の雌しべがある。
花後、花床が伸びてブドウの房状の果実になって下垂し、房は果柄も含めて
長さ10cmほど。果実は液果で直径8~10mmの球形、10~11月に藍黒色に熟す。
果実には普通2個の種子が入り、形状は扁平な腎形で、直径は6mmほど。
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