里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

スイカズラ 海外では厄介者扱い

2017-06-28 | 日記
東松島市宮戸島の、海岸に程近い崖地にスイカズラの花が咲いていました。
花を見ると、真っ白な花と黄色い花が混在しています。咲いたばかりの花は白いのですが、
だんだんと黄色に変化していくのだそうです。

名前の由来は、花筒の中に蜜があって吸うと甘いこと、つる性木本であることからカズラが付き、
吸い葛(スイカズラ)という名が付けられたようです。




                             二枚とも2017.6.23撮影

我国ではセイタカアワダチソウやカモガヤなどの、外来植物の異常繁殖で大いに迷惑を被って
いますが、それは諸外国も同じことで、日本から渡った植物が野に逸出して悪さをしているケース
があるようです。その1つがスイカズラなんだとか。
19世紀初めに園芸植物としてヨーロッパや北米に渡り、そこの風土が合ったのでしょうね。
住宅街から郊外の牧場や森林地帯へと生育域を広げ、ナイアガラの滝の周辺では生態系を乱す
帰化植物として、地元の人たちから厄介者扱いされているそうです。


                                 2017.6.23撮影

スイカズラは2015年11月に観察して、記事をアップしています。
属性や特徴については、下の青字をクリックして参照願います。
スイカズラの黒い実


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