気仙沼市廿一(にじゅういち)地区の南西部、山の中腹の林道を下っていると、
木陰になった法面の草地などにウバユリが咲いています。太い花茎を立てて、緑白色の
花を横向きに咲かせますから、ヤマユリと見間違うことはありません。
花は夕方開花し、その際は強い香りがするが、翌朝には殆ど匂わなくなるのだそうです。
私が観察するのはたいてい翌日の午前中以降なので、どんな香りなのかは判りません。
花が咲いているのは4~5日と比較的短く、黄色っぽく変色して落花するようです。
二枚とも2018.7.27撮影
ウバユリの名の由来は、花が咲く頃には葉が枯れてくる事が多いため、歯(葉)のない「姥」
にたとえて名付けられたと言われています。ただ、写真からも判りますが、葉は枯れ込む様子
も無く残っているので、ほかに何か謂れがあるのかも知れませんね。
ウバユリの花が咲くのは、種子が発芽してから6~8年目なのだとか。開花するとその年で
鱗茎は枯死しますが、横に幾つかの娘鱗茎と呼ばれるものが付いていて、これが分離独立して
成長を始め、3年ほどで花を咲かせるまでになるそうです。
二枚とも2018.7.27撮影
ユリ科ウバユリ属の多年草で、宮城県・石川県以西の本州~九州に分布し、草丈は60~100cm。
沢沿いの林床や林道沿いの草地、山裾の耕作放棄地などに自生し、やや湿り気を好む。
地下に直径3~4cmのラッキョウ形の鱗茎があって、ここから直立した茎を伸ばす。
茎の太さは2~3cmで、中空、毛は生えない。
葉は早春から展開し、茎の下半分に輪生状に5~6個付く。葉身は卵状楕円形で長さ15~25cm、
先端は鈍形、基部は心形。網状脈があり、両面無毛、長い葉柄がある。
花期は7~8月、茎頂に数個の花を横向きにつける。花は緑白色の筒状で半開、長さ7~12cm
花被片6個、内側の先や奥に赤褐色の斑点がある。雄しべは6個。花柱は長く、柱頭は三角状。
果実は楕円体の蒴果で、長さ4~5cm、種子を多数入れ、熟すと3裂開する。
種子は周囲に広い翼がつき、長さ11~13mm、鈍3角状。
木陰になった法面の草地などにウバユリが咲いています。太い花茎を立てて、緑白色の
花を横向きに咲かせますから、ヤマユリと見間違うことはありません。
花は夕方開花し、その際は強い香りがするが、翌朝には殆ど匂わなくなるのだそうです。
私が観察するのはたいてい翌日の午前中以降なので、どんな香りなのかは判りません。
花が咲いているのは4~5日と比較的短く、黄色っぽく変色して落花するようです。
二枚とも2018.7.27撮影
ウバユリの名の由来は、花が咲く頃には葉が枯れてくる事が多いため、歯(葉)のない「姥」
にたとえて名付けられたと言われています。ただ、写真からも判りますが、葉は枯れ込む様子
も無く残っているので、ほかに何か謂れがあるのかも知れませんね。
ウバユリの花が咲くのは、種子が発芽してから6~8年目なのだとか。開花するとその年で
鱗茎は枯死しますが、横に幾つかの娘鱗茎と呼ばれるものが付いていて、これが分離独立して
成長を始め、3年ほどで花を咲かせるまでになるそうです。
二枚とも2018.7.27撮影
ユリ科ウバユリ属の多年草で、宮城県・石川県以西の本州~九州に分布し、草丈は60~100cm。
沢沿いの林床や林道沿いの草地、山裾の耕作放棄地などに自生し、やや湿り気を好む。
地下に直径3~4cmのラッキョウ形の鱗茎があって、ここから直立した茎を伸ばす。
茎の太さは2~3cmで、中空、毛は生えない。
葉は早春から展開し、茎の下半分に輪生状に5~6個付く。葉身は卵状楕円形で長さ15~25cm、
先端は鈍形、基部は心形。網状脈があり、両面無毛、長い葉柄がある。
花期は7~8月、茎頂に数個の花を横向きにつける。花は緑白色の筒状で半開、長さ7~12cm
花被片6個、内側の先や奥に赤褐色の斑点がある。雄しべは6個。花柱は長く、柱頭は三角状。
果実は楕円体の蒴果で、長さ4~5cm、種子を多数入れ、熟すと3裂開する。
種子は周囲に広い翼がつき、長さ11~13mm、鈍3角状。
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