白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

白い悪魔

2022年02月21日 19時04分12秒 | 日記
雪が降る 雪が降る 君の黒い眼の中に~

雪が降る~ あなたは来ない~

雪の降る街を 雪の降る街を~

色々な雪の歌が浮かんでくる。
どれも大好きだ。
だけど、この冬の雪の降り方は尋常じゃない。
こんなに降るのは何十年ぶりだろうか。
この地は日本海気候の影響を受けつつも、内陸部にあることもあり、太平洋気候の影響もないことは無い。
東の志賀高原の向こう側は空っ風の上州だ。

昨日から降り続いた雪は、の山を白一色に覆った。
歩道の両側は、子供の背丈ほども雪がある。
日課のウォーキングをしていると、改めて、ここは雪国なんだなあと感じる。
この数年は、ほとんど雪なんかなかったといっていい。

トラックが立ち往生していた。
こんな大きなトラックでは押してあげるというわけにもいかず、「健闘を祈る」、と心の中で呟いて、通り過ぎた。

ロマンチックな雪景色、というのは、ほどほどの雪の時に使う言葉なのだな。
白い悪魔と化した雪を見ながら、春を待ちわびている。