白樺小舎便り(しらかばごやだより)

北信濃の田舎暮らしの日々

ふと心をなごませるもの

2015年09月07日 21時30分51秒 | 日記

秋雨が続き、鬱鬱とした気分の毎日。

ふと庭を見れば、露草の群落の中にホタルブクロ。

この花は7月時分に盛んに咲いていた。

もう花の時期はとっくに終わっている。

こうして一株だけ咲いているのを見ると心がなごむ。

夏の日の忘れ物なのだろうか。

たゆたいつつ、新しい季節に入っていけない僕の気持ちの表れなのだろうか。

 

僕は三十五年ほど前に、夏の登山ズボンを一本買った。

それは、多分綿が主体の生地で、肌触りがとても良かった。

それ以来、夏の登山ではそれをずっと履き続けた。

だが、汗をかいたり、露に濡れたりすると、雑巾が水を吸ったのと同じ状態になり、すぐには乾かない。

現在では、こんなズボンを履いている登山者はまずいない。

流石に秋の穂高にこれではまずいと思い、新しい登山ズボンを購入した。

ナイロンとポリウレタンの素材で速乾性が高い。

登山シャツはチェックのカッターシャツで、これもズボンと同じ時期に買ったものだ。

シャツはまだまだ使えるので今回は買わないことにした。

ズボンもシャツも登山以外には使用しないことにしているので長持ちする。

良い物を長く使い続けることが僕の流儀。

 

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戦争法案反対の声が日増しに高まる。

特に若者が自分たちの声で語り始めたことは、未来への希望。

この国は新しい胎動を始めたと言えるのかもしれない。

 


そぼ降る雨の中で

2015年09月06日 22時03分05秒 | 日記

環境フェアーというイベントがあった。

目的はフリーマーケット。

見て歩くだけでも楽しい。

掘り出し物があればと、見て歩くうちにジーパンが目に留まる。

今はいているのは、もう膝が擦り切れて、新しい物を買おうとショップに行ってみたが、値段ばかり高くて適当な物が無かった。

サイズをきいてみると29だという。そう言われてもさっぱり分からない。

もう一本はウエスト79cm。

較べてみれば29はもう少し細い。76cm位なのだろう。

それならはける。

2本とも買うことにする。2本で600円。

もう、デザインやスタイルを気にする歳ではない。

ついでにTシャツ2枚、短パン1枚計300円で購入。

雨模様になって来たので早々に退散。

ついでにホームセンターに立ち寄り、ホウレンソウ、おでん大根、春菊、ニンニクの種を購入。

明日から、電気工事の手伝いの仕事が入ったので、畑仕事は今日やるしかない。

そぼ降る雨の中で、畝を立て、種を播いた。

ホウレンソウ、春菊、おでん大根、カブ、人参。

ニンニクまでは手が回らなかった。

これはまだ遅くなっても大丈夫なので、そのうちに播くことにしよう。

 

それにしても、夏はどこに行ってしまったのだろう。

自分がそこに取り残されたまま、季節はどんどん先に行ってしまう。

9月中旬、上高地から岳沢を登り、前穂、奥穂、涸沢を巡る山旅を予定している。

今日、山小屋を予約した。

紅葉シーズンの少し前なので、まだ満室にはなっていなくてホッとした。

その頃までにお天気は回復しているだろうか。

 

 


種播き

2015年09月05日 23時11分50秒 | 家庭菜園

雨模様の日々が続いた。

畑の土は水分を含んで、かき回すとぬかるんでしまう。

今日は朝から太陽が顔を出した。

この機を逃してはならない。

で、朝から畑仕事。

草を豆トラでかき回し、鶏糞を撒いて畝を立てる。

取り敢えず、戸隠大根、いいづな大根、たたら辛味大根、小田切赤首大根、稲核菜(いねこきな)の種を播いた。

この地では、寒さが早く来るのでこの辺りが最終期限なのだろう。

大きくなる前に成長が止まってしまう。

 

これからホウレンソウ、春菊、雪菜等を播く予定。

8月下旬に播いたモロコシは雄花を付け始めた。

予定では十月上旬に収穫予定だが、これもギリギリ寒さがきて成長が止まる前に間に合うかどうか。

 

9月になって決意も新たに4km、4.3km、18.5km、5.8km、4km、4.3km、計40.9km走った。

痛めていた左足の腫れもだいぶ引いた。

季節は巡り、秋は深まってやがて冬が来る。どうしても体を動かす機会が少なくなり、体のあちこちが錆びついてしまう。

冬が来る前に出来るだけ走り込んでおこう。

 


手作り

2015年09月02日 23時37分02秒 | 日記

自分で小屋を作りたいと思い、作り始めたのは一昨年のゴールデンウィークの頃。

材木を加工し、角ログ風に壁を積み重ね、夏の頃には屋根に取り掛かるまでになった。

やねは流石に専門家に頼もうかと、ずいぶん迷った。

それでも、やっぱり手作りで最後まで仕上げたいと思った。

屋根材の選定は、値段や施工のしやすさを考えて、アスファルトシングルに決めた。

ところが、材料屋やホームセンターを当たってみてもこの近くで扱っている所はない。

それではネット通販で、と色々検索してみるが、思うように引っかかって来ない。

そうこうするうちに、年が明け、立春が過ぎた。

ようやくネットで販売先を探し当て発注したが、重いので結構配送料が高い。4万円以上かかった。

それでも、ようやく屋根が施工できる。

3月中に屋根は完了し、外部には防腐剤を塗った。

そして、入口に簡単なドアを付けた。

上部にはガラスを嵌めて明かり採りにしょうと思った。

窓も一つ作ったが、これも取り敢えず枠だけ作って、あとは古いサッシのガラスを切って嵌め込むだけだ。

ガラス切りも買った。

そして、ガラス切りに挑んだ。

ところが、うまく切れない。

真っ直ぐ切るつもりが、余計なところまで割れてしまう。

そこで、ドアの上部は隙間があいたままで、窓は取り敢えずアルミの板でふさいで、開け閉めだけは出来るようにしておいた。

そんな状態で1年以上が過ぎた。

今週は仕事が無いので、小屋の整理とドア、窓のガラス嵌めに挑むことにした。

小屋の内部は取り敢えず色々な物を押し込めておいたので、引き出しを作って整理した。

椅子に座って、休憩や作業が出来るようにした。

男の隠れ部屋、自分の城。

こうなれば、是非ともドアと窓も完成させなければならない。

注意深く、かつ大胆にガラスを切った。

多少凸凹にはなったが、溝を深く切って埋め込んでしまえばいい。

ガラスだって大きさを決めて、ガラス屋さんから買ってくればいいのだが、それでは手作りの流儀から外れてしまう。

1日かかって何とか完成した。

 

 

 

思えば、構想から2年半、ようやく形になった。

この満足感、達成感、充足感は手作りならではのことだろう。

基礎から電気工事まで、全て自分の手で作り上げた。

あとは、煙突を付けたいと思っている。

この煙突は部屋の熱を逃がすもので、電気を使わない換気扇だ。

ステンレスの煙突は太陽の熱で暖められ、上昇気流を生む。

天井付近の暖められた空気は空に吸い上げられるだろう。

寒い季節には吸い込み口に蓋をしておけばいい。

外壁に鉢植えの花を一鉢置ける飾棚でも付けようか、気のきいた看板でも下げて見ようか。

夢想は尽きない。

 

 

 


仕切り直し

2015年09月01日 22時25分48秒 | 日記

手伝いに行っていた電機工事の仕事が先週で区切りがついた。

畑の作業をするにも雨が降ったり止んだりで、耕すにはふさわしくない。

そこで、ひさしぶりに蕎麦を打つことにした。

粉は石臼での自家製粉。

この時期、収穫から10ヶ月近く経って蕎麦は新蕎麦の頃と違ってもうあまり美味くない。

だから、細心の注意を払って蕎麦の持つ美味さを最大限引き出さなければならない。

そんな気持ちで、丁寧に蕎麦を打った。

初心に帰って、手を抜かず、気持ちを込めて。

 

この時期の蕎麦としては、その持てる美味さを引き出してあげることが出来たと思う。

『清らかなそば』と、かみさんが言った。

正直なところ、この蕎麦を何十食分も打つことなどとてもできない。

商売の蕎麦打ち職人は、このような緊張、精神の集中を持続できるのだろうか。

惰性になっていないだろうか。それではとても美味い蕎麦など打てはしない。

月が変わって9月になり、季節もすっかり秋に移った。

仕切り直して、初心に帰って蕎麦を打った。

 

先々週の土曜日の夜、僕は浅間山麓の標高2,000メートル近い高峰高原からヘッドランプの明かりだけを頼りに未舗装の道を走っていた。

突然僕は飛び上がった。不整地で左足首を思い切りひねってしまったのだ。

激しい痛みがあった。

それでも走るのを止めなかった。

これまでの経験で、かなりひどい捻挫だが、まあ何とかなる。

小諸から1,310メートルの標高差を乗り越えて群馬の嬬恋村のつつじの湯までの31キロを歩くイベントに参加していたのだ。

自宅に帰って手当てをしたが足首が腫れ上がっていた。

9月になってウォーキング&ジョギングを再開した。

走ると足首が少し痛むが、歩く分には何ともない。

本日の歩数、12,568歩。

体重 朝57.3kg 夜58.2kg

体脂肪率 朝13.8% 夜15.1%

9月は体重57.5%を目指そう。

9月1日、今日は月変わりの仕切り直しの日。

さあ、歩き出そう。