カリフォルニアのシャルドネは「オーキー」と言う形容詞が使われることが多かったものです。オークの新樽で熟成するのですから、確かにオーキーだったのは間違いありません。
いつしかシャルドネ離れ、なるものが起こっていました。
しかし、時を経て現在は樽の使い方、或いはシャルドネに求めるワインメーカーの哲学にも変化が見られ過剰な樽熟成が減ってきています。勿論、100%新樽というシャルドネはあります。が、使い方が上手になり、また果実の熟し方がたるに耐えうるものを使うようになっています。
勿論、フランスブルゴーニュのシャルドネとは違います。大体、アルコールが強めです。更には酸のタイプがリンゴ酸であることが多く、冷やし加減もブルゴーニュに比べ強めでOKです。基の酸が弱いので爽やかなタイプの酸=リンゴ酸をわざわざ減らして乳酸にする必要は無いわけです。
さて、そむりえ亭では今月3種のカリフォルニアシャルドネを開けています。ソフトな仕上がりのもの、しっかりしたボディのもの、熟成して複雑なもの。お魚だけでなくしっかりしたお肉に合わせても大丈夫なラインアップです。一度お試しください。