認知されていません。私は20年以上前からお勧めしていますが、フランスワインに比べて地域特性のようなものが知られていない、と感じます。
例えばボルドーは渋みがある。ブルゴーニュは酸味がある。などは比較的知られているようですが、カリフォルニアワインはしっかりしたボディである、とは知られていません。
緯度が低く、雨が少ない産地は葡萄がよく熟しますから、アルコール度を含めて強くなるわけですから、フランスのものよりインパクトがあります。それが良いか悪いかは飲む方のシチュエーションや嗜好、或いは料理との相性によって左右されます。
勿論、カリフォルニア州は一州で日本の1.1倍の面積がありますから一概には言えないのですが、ま、概ね間違いありません。生産者の傾向としては「食事を邪魔しないフードフレンドリーなワイン」を目指しているというところが多いと思いますが、実際の所はワインだけで充分満足するものです。
と言うことで料理に力がないとワインに負けてしまいます。お気づきかどうか、今月のそむりえ亭のメニューはいつもより少しメリハリを利かせていたのです。
後少しの今月ですが力強さとメリハリの利いた料理、試してみてください。