昨日はオレゴンの雄、ドメーヌ.セリーヌのピノノワールをご紹介いたしましたが、ピノノワールの仲間にピノグリがあります。ピノノワールは赤ワインの造れる黒い葡萄ですが色素が若干薄めなのがピノグリです。アルザス、ドイツが有名ですね。オレゴンでも結構いけてます。
今回使っているのは「ウィラケンジー.エステート」というワイナリーのものです。
普通、この葡萄のワインは色がやや濃い目で、香りがあまやか、酸味は丸い、となりますが、ここのは色が透明といっていいほど薄いのです。が、香り、味わいは全く薄くありません。果実味、深み、ミネラル、どれを取っても充分、香りもフルーツバスケットのようです。
他の産地のピノグリもそうですが、どんな料理とも合わせやすい万能選手です。樋口的には覚えていただきたいワインの代表格といっても過言ではありません。
(ちなみに、このワイナリーは2007年に訪れましたが、急な斜面の日当たりの良い区画を多数持つ羨ましいようなところでした。)