今回のフランスは南から北と言うたびでしたので気候の違いと、それの伴う人や風土を見れたのが収穫です。
平に近い屋根の南、角度の急な北、おおらかな南の人、カッチリした北の人。ワインも酸の少なくまろやかな南、鋭い酸が折り目正しい北。
どちらが良い、ともいえませんが楽しい紀行でした。
しかし一番感じたのは、10月になるのに未だ収穫待ちの畑があるということです。昔は当たり前だったと思いますが、今年のように天候の良い年は9月中に終わっているのが普通になっていたこの頃。北の場合はそれも有りかと思いますが南でも未だですから、これぞフランスと言う所でしょうか。
ゆっくりした生育は酸と旨みを凝縮します。何年か後、何十年か後が非常に楽しみな2009年の葡萄です。