ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

見られる、という事

2014年02月12日 02時21分01秒 | ちょっと休憩

小学校の頃のお遊戯、中学校の頃だとクラブ活動で人が見ている時、高校の文化祭の時やサッカー部の試合で観客がいる時。

緊張しますね。

この仕事を始めた頃、お客様の前でワインを抜く時も激しく汗をかいたのを覚えています。

何度かチャレンジしたソムリエコンクールもステージを照らすスポットライトが頭の中を真っ白にしたものです。

今ではベテランソムリエとしてあちこちの人前でしゃべるのが当たり前になっていますが、あいも変らず緊張します。

流石に接客やカメラの前では「いい緊張」で迎えられますが、今、何千人の観客の前でサーヴしろ、と言われればトンデモナイ緊張=負の緊張で訳が分からなくなるんだろうな、と容易に想像がつきます。

ソチオリンピックの最中、10代の選手に注目が集まるのは夏のオリンピック以上です。

みんな言います。

あの子は緊張なんて無関係な神経を持っている。

アイツは普段通りにやれば簡単にメダルを取れる。

いやいや、そんなもんじゃないと思います。

きっと小さな心臓が壊れそうなはず、です。

観衆の前から逃れたい時もあるはず、です。


その緊張がアドレナリンを増幅して更なる力に変ればいう事はありませんが、押しつぶされないように見守ってあげるのも大人の役目かな、と思います。

応援したい、けどプレッシャーをかけない、と言うのは我々にとっても難しい事ですね。


今から高梨沙羅ちゃんのジャンプが今から始まります。

ま、テレビの前ですから声は聞こえないので丁度いいですね。

小さな声で「ガンバレ―!!」って応援しますね。