どんな世界でも有名になると評価が低く流布されます。
無名のうちは専門家や通と言われる人の中での評価ですから、ある種正当な事をいわれるのです。
が、有名になるとそうでない人の評価が加わって「有名なだけ」とか「高いだけ」と言われがちになるもの。
ワインの世界ならロマネコンティが最たるものでシャンパンならドンペリニヨン。
昨日はお昼にドンペリニヨンの醸造チームのヴァンサン.シャプロンさんとランチをする機会を与えて頂きました。
2004年のドンペリニヨンと2003年のロゼのテイスティングを兼ねたランチです。
美味しかったですね。
沢山のシャンパンの中で一つの指標となるのがドンペリニヨンなのかな?と思っています。
イースティでガス圧がはっきりしていて果実味もある。
まさに「シャンパーニュ」です。
例えばシャルドネだけで造るブラン.ド.ブランの素晴らしいものもあれば、ピノノワールだけのものも素晴らしい。
しかし、ドンペリニヨンは「ドンペリ」、ロゼは「ピンドン」と縮められ、あられもない飲み方をされて実力通りに見て貰えないのです。
そむりえ亭では普段はグラスワインが主な提供方法ですから、いつもという事はありませんが年に数本分は開けていたりします。
それを見つけられた方は是非ご確認なさって頂きたいと思います。
ちなみに2004年はクラシックでゆったりしたシャンパーニュの典型でしたよ!!
あ、温度は10度以上、いや15度位まで上がってもいいかな、と思います。
グラスは私ならピノノワール用の口のすぼんだ大き目のグラスでお出しします。
お家でも試してみてください。