ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

毎晩のように・・・・・

2015年08月02日 02時59分59秒 | ちょっと休憩
帰るなりテレビで世界水泳のシンクロの決勝種目が流れていて、私もついつい見入っています。

先日のブログでも書きましたが堺生まれの私の周辺はシンクロに何らかのつながりがあったりするもので、同級生や従姉妹が日本代表でやっていたり・・・・


現コーチ(監督?)の井村さんも浜寺水練出身。


その手腕は浜寺水練時代から、独立して井村シンクロクラブ、そして日本代表で顕著な成績を残し、そして日本を離れて中国を率いては一流国に仕上げます。

彼女が居なくなった日本はメダル圏外に沈む訳ですが、乞われて日本に戻るなり、メダル連発。


映像でも出ていましたが、その教え方は今は死語の様に言われる「スパルタ」です。

成績が伴わなければ「パワハラ」とか「過剰なしごき」と揶揄されるのかも知れません。


しかし、選手たちは彼女を慕って頑張るのです。



殆どの世界ではそういう教育は認められないのかも知れませんし、私がそむりえ亭で行えば「店が終わる」に違いありません。

しかし井村さんの言葉はいつ聞いていても感動的です。



サービス業では「一等賞」や「金メダル」を求めるものではありませんが、お客様の満足を得て初めてお金を頂けるのですから、「軽くいこうよ」では済まないですし「喜んで帰ってくれたはず」でもダメなんですね。

「喜んで帰ってくれ」て当たり前であって、ジャッジは「何十回も通ってもらえること」や「通うなかで人生の重要な席に選んでもらえること」などで初めて表彰台が見えます。

しかし「一度美味しいと言ってくれた」や「また来るね」と言ってくれただけで「良いサービスをした」と思っても「二度目は無い」のが殆どなんですね。

心の中に「井村コーチ」が必要な樋口です。


                 樋口誠