ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ラベルの変遷

2017年02月14日 02時12分30秒 | ワインの事
ワインのラベル(エチケットと言わないと怒る人もいますが・・・)は結構な割合で変遷しています。


ワインの名前そのものが変わってしまった。=ムートン一族のムートンバロンフィリップ(現シャトーダルマイヤック)はいい例です。
何度名前を替えたことやら・・・・

スペルが変わったり=シャトーローザンセグラはRozanの文字は以前はRosanでした。

ヴィンテージやロット番号などの表記位置が変わったり=DRCなど超高級ワインに見受けられます。

絵が変わったり=お馴染みシャトームートンなどのアーチストボトルは勿論、最近の手書きラベル系も多い。


ラベルを替える事情は色々あります。

特に有名銘柄の場合「偽造防止」の為に数年ごとにマイナーチェンジを余儀なくされていたりもしますし、

お家騒動のようなことが原因であったりもします。



昔はそういうものを覚えるのが楽しかったのですね。

今でも、そういうソムリエや愛好家はいると思います。


しかし気をつけたいのは、その蘊蓄をしゃべりすぎてしまうこと。

ワインの鬱陶しいのはソコなんですね。


「そのワインの〇〇年のものが欲しい」という方には正しい情報を伝えないと「買えない」ってことになりかねません。

しかし、多くの場合は「おまけ程度」に流さないと「だからワイン好きはめんどくさいねん」となります。


面白いけれど流す、くらいの心持で勉強してください。


          樋口誠