夏の食材

「夏は寒いからサッパリと」と言いがちですが、意外と濃い味のものを求めたり、旬の食材は濃かったりするものです。

例えば・・・・

焼肉食べてスタミナ補給‼‼

とか・・・

アワビやアユなどはワタの苦い＝濃い味を楽しんだり

鰻も蒲焼きにしてコッテリ


冬でも同じですね。

ブリの照り焼きのコッテリも良いけれど、お澄ましにグジ（甘鯛）を焼いて浮かべるのも良いですし、にゅう麵であっさり〆るのもよいものです。

ミツカンさんの鍋ツユシリーズの幅広さも軽いものから重いものまで様々。


勿論、食材は変わりますが、求める味わいには幅があるのはどの季節も同じと言うことです。


以前にも書きました。

夏だからワインはこのタイプ、とか

冬だから〇〇のワインが良く出る、とかいうことは私には無縁です。

この場合の私と言うのはソムリエとしての私です。

ですから、どの季節も約30種のワインは「タイプのバラエティ」と言う点では変わりません。

同じワインを年中お出しするということはありませんが、味わいや香りのパレットは様々なワインが「いつもある」ようにしないと、この店の営業は成り立たないワケです。



全く季節感がない、と書くと面白みに欠けるかもしれませんが、実際の食生活の中で「サッパリだけでは栄養が足りない」とか「コッテリだけでは食欲が着いていけない」と言うことは皆さんは経験済みでしょうから理解は簡単だろうと思います。


さて今日もサッパリとコッテリ、濃い味と薄い味を巧みにお選びいただき、楽しんで頂ければ幸いです。


　　　　　　　　　　　　樋口誠

今日の人事？・・・・・・・・

今日6日は「ある要件」で鹿子木君が夕方から店を離れ、江戸に向かいます。

そうすると店の人員が足りませんので、一人ヘルプが参ります。

誰が来るかは、お越しいただいた方のみのお楽しみです（笑）


さて、そういいながらも今日は賑やかな営業になりそうな予約です。

遅めの時間（20時半頃から）なら、余裕が出てくるかなと思います。


どうぞ宜しくお願いいたします。


　　　　　　　　　樋口誠