ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

弘法筆を選ばず

2019年03月20日 00時10分25秒 | サービス
弘法大師=空海さんほどになれば、どんな筆を使っても・・・

私はまだまだですので、道具も色々選びます。

グラスはその代表的なものです。

或いはティルブション=ワインオープナーも然り、その他のワインに関わる道具も使います。

とはいえ飲食業を40年以上もやっていますと「アレが無ければ、ソレでいいかも」とか「〇〇は使い勝手はいいけど△△はスピードが上がる」などの使い分けも出来るようになっています。

また他の道具についても過去の歴史の中で「複数の方法」を経験していますから「どうにかなるんちゃう」と思っています。


さすがにグラスで感じる味わいの差までは経験があっても難しいだろうと感じています。


問題はワインです。

ワインの味わいを私の力で変えることはできませんが、しかし「どんなワインでも美味しく飲んでいただける」という意味での「弘法筆を選ばず」になりたいなと思っています。

凄いマリアージュは勿論頑張りますが、その前に「塁を進めるバントのような」ワイン、「球速は速くないが、前の球スのローボールで、次の球を速く見せるような」ワイン。

それらで試合を組み立てるのが大切だと思っています。

「チーム監督」的な。

そういうソムリエ像かなあ、目指すのは・・・・・。



              樋口誠