赤ワインは黒葡萄から、白ワインは白葡萄から、というのは決して間違いとは言えません。
特に赤ワインは白い葡萄から作れないのは誰でも判ります。
しかし、白ワインの原料は白葡萄とは限りませんね。
黒い葡萄の殆どは果汁は白いわけですから果皮を漬け込まないと赤ワインにはなりませんし、「グリ系」と呼ばれる色合いの葡萄もそうです。
この「グリ系」は日本語に直訳するとややこしいかもしれません。
決して灰色ではなく、少し赤みを帯びた=黒葡萄と白葡萄の「中間色」と言ったほうが良いのだろうと思います。
有名なところでは香り豊かなゲヴルツトラミネールがそうですし、イタリアやアルザス、ドイツ等幅広い範囲で作られるのがピノグリ」(ピノグリージョ、グラウブルグンダー、ルーレンダー、ピノブーロ等色々な呼び名があります)
日本でいうとデラウェアや甲州も「グリ系」です。
他にも色々ありそうです。
そむりえ亭ではゲヴルツ、ピノグリ、イタリアのグリッロなどはしょっちゅう使いますし、先般はデラウェアも使っていました。
しかし、世間ではまだまだ認知度は少ないようです。
白葡萄からの白ワインに比べて香りが豊かであったり、酸にまろやかさを感じたり、と「使える要素」が多いのです。
先日も「グリ系」生産者と「もっと世間に知らせたいねえ」と話していたりします。
また今密かな流行でもある「オレンジワイン」は必ずしも「グリ系を原料にしている」とは言えませんが、確かにグリ系を使っていることが多いのです。
ワインの品揃えを考えていらっしゃる方には「味わい」「価格」「産地」などとおともに「葡萄の色」も判断基準の一つに加えていただくと面白いと思います。
さてさて今日は東京で会議をしてからの出勤です。
19時のオープンですのでご了承くださいまし。
樋口誠
特に赤ワインは白い葡萄から作れないのは誰でも判ります。
しかし、白ワインの原料は白葡萄とは限りませんね。
黒い葡萄の殆どは果汁は白いわけですから果皮を漬け込まないと赤ワインにはなりませんし、「グリ系」と呼ばれる色合いの葡萄もそうです。
この「グリ系」は日本語に直訳するとややこしいかもしれません。
決して灰色ではなく、少し赤みを帯びた=黒葡萄と白葡萄の「中間色」と言ったほうが良いのだろうと思います。
有名なところでは香り豊かなゲヴルツトラミネールがそうですし、イタリアやアルザス、ドイツ等幅広い範囲で作られるのがピノグリ」(ピノグリージョ、グラウブルグンダー、ルーレンダー、ピノブーロ等色々な呼び名があります)
日本でいうとデラウェアや甲州も「グリ系」です。
他にも色々ありそうです。
そむりえ亭ではゲヴルツ、ピノグリ、イタリアのグリッロなどはしょっちゅう使いますし、先般はデラウェアも使っていました。
しかし、世間ではまだまだ認知度は少ないようです。
白葡萄からの白ワインに比べて香りが豊かであったり、酸にまろやかさを感じたり、と「使える要素」が多いのです。
先日も「グリ系」生産者と「もっと世間に知らせたいねえ」と話していたりします。
また今密かな流行でもある「オレンジワイン」は必ずしも「グリ系を原料にしている」とは言えませんが、確かにグリ系を使っていることが多いのです。
ワインの品揃えを考えていらっしゃる方には「味わい」「価格」「産地」などとおともに「葡萄の色」も判断基準の一つに加えていただくと面白いと思います。
さてさて今日は東京で会議をしてからの出勤です。
19時のオープンですのでご了承くださいまし。
樋口誠