ワインの原料は葡萄、というのは当然のことながら地方や時代で使用品種や使い方は変わっています。
アルザスなどは「単品種」が主流かと思われがちですが、昔から「エーデルツビッカー」と呼ばれるブレンドもありますし、近年では「ゲミュシュターサッツ」=混植混醸の造り手も増えています。
また以前はマイナーだった品種が地位を回復しているものもあります。
シラーなどはオーストラリアではシラーズと呼ばれるわけですが、やはり近年ではフランスに寄せた造り手はシラーと呼び変えることもあります。
他にも例は多々。
大事なのは品種に踊らされないように「グラスに入ったワイン」に向き合ってサーブすることです。
特に生産者の表現は「あれっ?」と思うようなことも多く・・・
例えば「このシャルドネは樽は極力控え」などと書いていると「フランスでいうシャブリみたいなのか?」と思いきや、古い産地のそれより多めの新樽だったりしますし、「うちのリースリングはフレッシュな酸が・・」とあってもドイツのリースリングと比較すると「酸は控えめ」であったりするのです。
もちろん、読み手や聞き手が「その文言は引き算して咀嚼する」能力があれば問題ありません。
ご同業の若い方達には「品種や文字より実践」を肝に銘じて欲しいと思います。
PS:今日11日はお休みです。12日13日は沢山空いていますのでご検討ください。
樋口誠