先日も書きましたが1月に「サクラアワード」の審査会がありました。
その時の休憩時に何人かの審査員から聞かれた事があります。
「ノンオーク」=「樽熟成していないワイン」のカテゴリーを審査していたのに「どう考えても樽熟成を感じさせる風味があった」と・・・
しかし、樽熟成していなくても「樽熟成」を感じさせるワインはあるものです。
勿論、人によって「樽熟成したワイン」のイメージは違いますが、概ね下記のような風味を感じているのだろうと思います。
・木のような香り
・バニラ様の香り
・ナッツを思わせる香り
・酸化的な風味
・木材からと思われるタンニンの苦み
等々・・・
確かに樽熟成したワインには量の多寡はあっても感じられるものです。
しかし、樽熟成をしていなくても「ある」のです。
理由は様々。
気になる方には店でお話しします。
ホントに様々なんです。
この例だけではありません。
色に関しても、味わいに関しても・・・
テイスティングに「思い込みは禁物」
そして「テイスティングして感じたことから、そのワインをどう扱うか?と考える」ということが重要。
決して「当てもの」にしないことです。
さて今日6日は7割の入り、明日は4割の入り。
お待ちしています。
樋口誠