今日はテレビでも広島での原爆関連のニュースや報道が流れています。
9日は長崎、そして15日は「玉音放送による降伏」にて終戦記念日とされています。
よく「前だけを見て」と言われる方がいます。
しかし「振り返る」「顧みる」ことは大事なことです。
そして上記の3日だけではなく、例えば3月10日も(少なくとも私にとっては)覚えておくべき日。
母は大正13年(1924年)3月8日の生まれ。
昭和20年(1945年)3月10日は21歳になったばかりの母は東京大空襲を目の当たりにしていたのです。
たった一日で9万人前後の人が尊い命を失っています。
比べるものではありませんが広島の原爆で亡くなった方の人数に劣るものではありません。
なんと悲惨な・・・
それだけではないでしょう。
他にも数えきれない日が、あの忌まわしい戦争で刻まれています。
そして父は「激戦中の激戦」と言われるビルマに派兵。
あの「インパール作戦」には行かなかったようですが「死体がごろごろしている中での野営」を涙ながらに私に語っていました。
特に酷いところは「白骨街道」と呼ばれるほどです。
父を含む多くのご同輩に「お国の為に命を賭す思い」と言った人を知りません。
誰も行きたくなかったのでしょう。
「やむを得ず」です。
こういった過去を封印して前に進むことは出来ません。
ともかくは広島の方に向いて黙祷です。
樋口誠
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