ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

2年前の今日

2020年12月30日 00時37分31秒 | 日記
認知症を患った母と暮らし始めたのが5年前。

大正11年3月の生まれですから、その時91歳、私が57歳の時。

それまでの私、いや今でもそうですが、いい加減な人間であったことは周知の事かと思います。

両親の顔を見に実家に帰ることも少なく、小遣いすらあげていない親不孝者だったのです。

6年前に父が旅立ち、弟に負担を掛けていました。

ですので「認知症」の言葉を聞いた瞬間に「俺は長男なのに何をやってんねや?」と、母と暮らすことにしたのです。

最初の頃は「介護」ということの大変さを知らず、戸惑いました。

しかし、ちょっとずつ覚えるものです。

一年半くらい迄は「この調子で100歳までいけるかも」なんて甘いことを思っていました。

しかし、衰え始めると早いですね。

1年半過ぎ=母93歳=には歩けなくなります。

3年目が近づいてくると入院したきりになりました。

「あの時にこうしていれば」「もっと柔らかい食事を用意していれば」「もっと話しかけていれば」「もっと・・・・」と後から気が付いても手遅れ。

2018年12月30日の朝、母は天に召されていきました。

後悔先に立たず。

2年を経ても、その想いは変わりません。

皆様のご両親はどうしていらっしゃるのでしょう?

是非、早いうちに孝行をしてあげてください。

私にはお手伝いは出来ないかもしれませんが、「こんな失敗をした」とか「こういうものを買えば便利」位はお伝えできるかもしれません。


母が天国で健やかであることを祈ります。

母知恵子92歳時の写真です。


      樋口誠

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