ワインは温度によって味わいが変わります。
そして先人達が「このワインは何度位が適温」「あのワインは少し高め」等と伝えてくれています。
ただ、それが必ずしも正しいか?否か?は難しいところで、ワインによっては許容温度帯に幅がありますし、季節(特にアジアの夏)によっても体感が違うのは言うまでもありません。
しかし、まあ概ね「適温」は当たっていますので、それに合わせるのが得策です。
昨今、セラーの普及が目覚ましいのですが、セラーは「保存用の温度」に設定されていますので、そこから「飲み頃温度」に調整をしないといけません。
赤ワインの場合は大概の場合は少し温度を上げる必要があります。
そこで「部屋の温度に馴染ませる」ことをするのですが、これを「シャンブレする」と言います。
一概に「何十分で大丈夫」とは言えませんし、セラーの設定温度や部屋の室温にもよります。
そしてもし部屋が23度だったとしたら、そこまで上げると行き過ぎ。
私の場合は16度を目途にし、そこからはデキャンタやグラスに入れてからの上昇を加味します。
自宅でワインを召し上がる場合、廉価なワインは「ちょっと手抜き」でもいいかもしれませんが「記念のワイン」などは適当な温度だと勿体ないですよね。
それと温度計がセラー内や部屋にあると便利です。(セラーの設定温度が実温とは限りません)
あとコロナ禍で流行った非接触体温計は機種によってワインの表面温度も測れます。
是非、使ってみてください。
さて今日から12日迄は沢山空いています。
ワインの温度を調整してお待ちしています。
樋口誠
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