そむりえ亭の今月のメニューに「白身魚の地中海風」というのがあります。
いわゆる「地中海料理」ではありません。地中海料理で使うだろう食材を駆使して仕上げた料理です。
昨日なら太刀魚をズッキーニで巻き、ロール状にしたものを蒸し上げ、トマトのピュレ、パプリカのピュレ、ナスにアンチョビや黒オリーヴを練りこんだタプナードを添えています。
いろどりが本当に鮮やかです。味わいも酸、甘み、辛味、そして香りがコンビネーションで口を満たします。
夏の食欲の落ちた時でも、手が出る色合いとバリエーションのある味の変化。
ワインも赤でも白でも合わせられる要素に溢れています。
しかも、クリームもバターも使わず、身体に優しい。いや、それだけでは「旨くない」と言う人もいるでしょう。しかし、味わいのコンビネーションでカバーし、充分旨くなるものです。
私は自然食派でも何でもありませんが、地中海式の食材や料理の価値は、夏に発揮されるなあ、と思うのです。
とりあえずは今は夏、健康的な食材を一杯召し上がってください。