ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

介護の記録

2019年07月03日 00時22分03秒 | 日記
母を見送って半年が過ぎました。

なるべく記憶が薄れないうちに母の介護で気付いたことを書こうと始めたシリーズです。


さて、今日は「ベッド」。

最初の頃、ヘルパーさんに「低床ベッドにすると安全」と勧められました。

確かにその通りです。

しかし、ズボラな私は買い替えるのを怠っていました。

ま、最初の一年以上は心配するほどの事でもなかったように思います。

ヘルパーさんからの助言でもう一つ「柵があったほうが良い」というもの。

これも「確かに柵があれば間違って落ちることは無いな」と思いました。

ズボラな私は「じゃあ、ベッドの横にマットを敷いておこう」と別の方法で落下対策を施します。

というか柵をすることで「乗り越えようとして落ちたらさらに危険」と思ったのもあります。

とは言え、起き出して「とんでも行動」を何度、何十度と母がやらかしてしまったことは否めません。

やっぱり柵はいるのかなあ・・・


1年半経って前回書きました「帯状疱疹後神経痛」による寝たきり生活に入ると「途中でベッドを買い替えてる場合じゃなかったな」とある意味ホッとします。

というのは「電動介護ベッド」を導入せざるを得なくなったからです。

ケアマネさんの紹介で色々選べましたが母の場合は要介護5ですし年齢も93歳の時点ですから1割負担でリースしていただけました。

オプションを付けても月々数千円(確かな金額は失念)

柵も扉もついてエアマット式のそれは起き上がるときの沈み込みを防止する機能もありまして「床ずれ防止」にも一役買います。

既に策を乗り越える力も運動神経もありませんでしたから、便利なベッドに感謝です。

ベッドのままで食事も出来ましたが、私的には可能な限り車椅子に移乗させてダイニングで食べさせました。

気分転換も出来るでしょうし、椅子に座ったほうが床ずれも予防できる、と・・・


なんて書いていると私がそれらを上手に使いこなしていたように読めるかもしれませんが失敗は色々ありました。

柵の扉の閉め忘れ

車椅子の車輪止めを留め忘れ

・・・で床に降りて部屋中を這っていたこともあります。

だらしない息子です。



これからの皆さんも「いずれ必要になる」介護ベッドの数々を調べておいても損はないと思います。

部屋の何処に置けるか?

置いた後の周囲のスペースはあるか?

横に車椅子を置け、更に移動させる余裕があるか?

左右どちらから乗り降りするか?

どういうオプションが後々必要か?


更に私のような失敗をしない様に使いこなして頂きたいと思います。
              

         樋口誠






16年前

2019年07月02日 02時23分57秒 | 日記
2003年の5月。

私はありがたい事にスペイン大使館から協会に頂いたミッションでレポート旅行に行くことになります。

ムルシア州とアリカンテ洲の視察です。

簡単に言うとスペインでも南部。

5月でも相当暑かったことを覚えています。

ましてムルシア等はメセタと言われる台地で乾燥した気候。

それ故に葡萄畑も「エンバソ」と呼ばれる株仕立てで、更に周囲に木々がない風景は「荒涼」という言葉が当たると感じました。

ですので「やっぱりスペインは暑いなあ」「結構南にあるもんなあ」と思っていたわけです。


それから1ヶ月と少し。

「ヨーロッパ各地で熱波」というニュースが聞こえてきます。


パリのような緯度の高いところでも2000人とか3000人の死者が出たと聞きます。

通常気候はもう少し局地的と思っていましたが、ヨーロッパのかなりの広域に被害をもたらしたようです。

「110年ぶりの猛暑」といわれ、これまでエアコンのなかった国に日本産のエアコンが導入されるキッカケとなります。

しかし、そんなことで日本人が喜んでいる場合ではありません。

特に我々ソムリエにとっては「一大事」的な恐れを感じたものです。

2003年後半から2005年頃は産地からワインメーカーが来日するたびに「大変でしたね」「大丈夫か?」「ワインはどうなんだ」の質問だらけ。

収量は勿論減っていましたが、出来栄えはというと・・・・

ま、それは別にしても、今年のヨーロッパの熱波のニュースでは2003年を上回ることが予想されていて・・・


いや、ワインも大事ですが「2003年を経験しても未だ暑さに慣れない人々」の多いヨーロッパでは熱中症の確率は日本より高いはずです。

どうかご無事であられますように・・・



あれから16年。

「もう16年」とも言えますし「110年ぶりの次はたった16年ぶり」とも言えます。



昨年の日本での豪雨も含め、温暖化は想像以上に我々に襲い掛かります。

「何をすればいいのか?」というのは簡単ではありません。

色々と知恵を出し合う必要がありそうです。



さて今日2日はお休みを頂戴します。

明日以降にお会いしましょう。

(休みの日のご予約はFBメッセンジャーなどで伺っています)


                 樋口誠

半年経過ですが・・・

2019年07月01日 00時39分32秒 | ちょっと休憩
2019年も半分を過ぎました。

今年は改元とそれによる超ロングGW、そしてG20とそれによる混乱。

G20の影響は明日まで続きそうです。

更に8月も「山の日」を含む9連休。

10月には「即位正殿の儀」にて令和天皇の即位。

色々な行事が待ち受けています。

あまり不平を言うのもなんですが、国民がついていけていないと感じます。

休日などに関しては「もっと普通の人」を諮問委員会などに登用するべきではないのかな?と感じます。

議員や有名企業の社長、学者では判らない部分が多すぎると思うのです。

我々のような飲食店の人、主婦のかた、サラリーマン、アルバイトetc

貴重な意見が聞けるのではないか、と思います。


今年だけでなく、来年は東京オリンピックに合わせて「体育の日がスポーツの日」と名を変え7月に移動するようですし・・・



さて今日は計6名のご予約を頂いています。

まだ食材が届きませんので、今日7月1日迄はコースのみの営業ですのでご承知おきください。

ただ席は充分にありますのでご連絡をお待ちしています。


明日2日はお休みを頂き3日から「7月のメニュー」をスタートさせます。

ワインに関してはG20中の動きが読めませんでしたので、昨日発表したもの以外を急いで手当する予定です。

どうぞ宜しくお願いいたします。


            樋口誠