読書 「擬態」 北方謙三著

ＧＷも今日で終わり.

後半は雨天が続きましたが、恐れていたインフルエンザも大事に至らず、
冷静な感じで受け止めらていますし、良いＧＷでしたね.

今日は、小説「擬態」　北方謙三著を紹介しましょう.

ハードボイルド長編です.



主人公は、普通のサラリーマン、突然のリストラ、、負け犬になった主人公、、
同僚、上司に対する不満を、もし、こんなふうにしかえしできたらなあ、、、って
別の自分が現れます.

ボクシングによる強烈に鍛え上げられた肉体、、、
面白いように、しかえしをしてゆく、、、、

しかし、内容が犯罪ですから、肯定できるものではありませんが.

会社は、人と人、、感情が伴いますから、楽しいことならともかく、
多くの場合、不満、怒りがあり、それに耐えて、
結果的に、「良く頑張った！」といっている社会.

この本は、内容そのものより、そこから発せられる
サラリーマンの現実の気持ちを間接的に訴えています.

ですから、毎日耐え忍んで頑張っているサラリーマンの方が
読むと、ストレス発散、、、になると思います.

最後に一言、「おつとめ、ごくろうさん！」.