song1234です. こんにちは、お元気ですか?

日記です。Since 2007年11月~、神奈川県湘南在住、ハワイアン、ウクレレ、スチールギター演奏が趣味。

トンネル事故に思うこと.

2012年12月09日 19時15分02秒 | 災害

今日は少しお硬い批判的なお話です.

トンネルの大事故が発生していますが

原因は、1トン以上もある天井板を留めている
ボルトを接着していたが、それが経年劣化で
外れたからだという信じられない説明がありました.

構造的に考えれば、
1.ボルト部は、常に引っ張られていること.
2.ボルトには、車の振動とか、地震によって常に繰り返しの
応力が加わっていることは、容易に想像がつく.
→このことから、繰り返し応力により、ボルトのクラックは
誰でも想像できることです.
→破断面解析で、該当ストライエ-ションが
観察されたか? このあたりは、情報なし.
マイクロアナライザ-で瞬時に判明できるはずですが、、


対策として、天井板を安全に固定する方法を
考える、、ではなく、「天井板をなくす」、、ということ.
絶対安全な対策が必要、、原発対策→原発ゼロと
似ています.

世の中、信じられないようなことがあります.
今回も、まさかトンネルの天井板を、ボルト+接着剤で吊っていた
なんて、、考えられませんが、実在しているのです.

屋外用の設計には、温度差、振動、風
水分(湿度)、塩分、紫外線劣化、細菌、動物等
多方面な要因を考慮する必要があります.

設計で、安全な冗長設計は基本中の基本、

ですから、高い冗長性と、コストのトレ-ドオフ、、
ここが設計の腕の見せ所、、

今回の問題のトンネル構造は、安全性を無視した楽な方法を
選んでいると思うのです.
もっと苦労して設計してほしかったですねえ.

コメント (4)
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