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読書と旅行と柴犬のブログ
目標は留学生に日商簿記3級合格を!
ヤプログから引っ越してきました。

「MONSTERZ モンスターズ」何故戦うのか、それが分からない

2014-06-22 19:56:27 | 邦画
「MONSTERZ モンスターズ」★★★☆
藤原竜也、山田孝之、石原さとみ、
田口トモロヲ、落合モトキ、太賀、
三浦誠己、藤井美菜、松重豊、木村多江出演

中田秀夫監督、
112分 2014年5月30日公開
2014,日本,ワーナー・ブラザース映画
(原題/原作:超能力者)



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「韓国映画『超能力者』をリメイク、
見るだけで他人を思い通りに
操作できる特殊能力を持つ男と、
その能力が唯一通じない男の戦い、
元ネタの韓国映画では
戦いのシーンはショボかったが
こちらはスケールアップしていて
そのあたりは結構面白かった」



映画自体は面白く見た、
でも「何故戦うのか?」という
根本的な部分を納得させてくれないまま
どんどん殺戮が繰り広げられるのは
どうにも違和感があってノレなかった。


元ネタの韓国映画の感想記事は以下からジャンプ↓
映画「超能力者/초능력자」出会わなければ、戦わなければ・・・・。
2012年05月11日(金) ←
過去記事はコチラ


せっかく特殊な能力を持ちながら
それをただ自分の為だけに使う男、
幼少時代の不遇を少し描いているが
それだけでは
彼が何故、現在の様な生活をしているのか
説明しきれていない。


そしてもうひとり、
不死身の体を持つ男、
彼は自分の能力を知りつつ
なんとか普通を装って暮らす男。

彼らがすれ違わなければ
無関係な人達の殺戮は起こらなかった、
このあたりの映像的な描き方は
すごくスリリングで不条理で
だからこそ面白いのだが
それを満足するところまで昇華するには
やはり「どうして」という
答えを明確にしてくれなければ。




こんな力があったら
自分ならどうするだろう・・・、
思いつかないや
その点ではあまり役立たないな、
不死身っての怖すぎるしね。


彼らはどうやら新しい人間らしい、
だとすると、もっと他の能力を持つ人が
他にもいるんだろう、
なんだか「X-menn」みたいだ。

今まで山田孝之の良さって
あまり感じたこと無かったが
彼の演じるフツーさは
相手役の藤原竜也の怪演の対局で
いい役者だなあと認識した。


内容的にはハチャメチャだけど
まあ、週末にちょっと刺激的な映画を
見ようかと思うなら
この映画は結構ポイント高いと思った。

★100点満点で75点

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「ぼくたちの家族」映画の中では奇跡を見せて欲しい

2014-06-08 19:09:59 | 邦画
「ぼくたちの家族」★★★★
妻夫木聡、原田美枝子、
池松壮亮、長塚京三出演

石井裕也監督、
117分 2014年5月24日公開
2013,日本,ファントム・フィルム
(原題/原作:ぼくたちの家族)




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「どんな内容の映画なのか
全く知らずに見た、
どこの家族にも起こりうる事で、
人と人がすれ違う時
そんなに近くを歩いていても
それぞれが全く違う方向へ向かっていくわけで
当り前だけど何だかスゴク不思議だ、
そんなことをぼんやり考えた」



「普通」という言葉の持つ意味は
全体としては同じ基準みたいなものを
想定して判断するが
何をもって「普通」とするか
感じている事は千差万別
そうなると「普通」って何だ?って
ことになる。



この映画も金曜の夜8時過ぎの回、
仕事帰りの人が多いだろうが、
自分のように親を寝かしつけて
2時間何も起こりませんようにと
そっと家を出てくる観客もいる、
同じ時間、同じ映画を見るけれど
やはり人それぞれ、不思議な感じだ。


最近物忘れが目立つ母を
病院に連れ行くと
「余命1週間です」と告げられる、
1週間って
それはもう、どう考えて良いか分からない、
その事実にうろたえる家族
母の病気が引き金になって
ちょっと普通じゃない家族の形が
露わになっていく。



「困った時はとりあえず、笑おうよ」
母の口癖だ、
妻夫木聡演じる長男の浩介の
不適切な場面での泣き笑い
他人が見たら、どうかしてると思うだろう
でもそうやって、
何とかバランスを保ってきた。


切ないシーンだ、
誰もが自分なりの切り抜け方を
経験的に学んでいく
共感するというより
その泣き笑いの顔に
思わず「ガンバレヨ!」と言いたくなる。



母親を治療してくれる病院を
兄弟が必死に探すシーン、
弟の俊平(池松壮亮)はTVで
「今日のラッキーカラーは黄色
ラッキーナンバーは8」と聞くと
黄色の入った服を着て病院へ行く。


ラッキーカラーとラッキーナンバーが
彼を偶然の奇跡へと導いていく、
これはないだろと思いつつも
そんな否定的な考えより
「やったね!」と彼と同じ気持ちになる。


もう最後は神頼みだ


こんなラスト、甘すぎる
そんな結末あるかよと、
でも、これで良かった、
希望はあるよなと思いたいからね、
ほんの僅かでも
希望はあると思いたいからね。



★100点満点で80点

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映画「ジャッジ!」役者良し、脚本よし、小粒だけど傑作!

2014-01-25 10:05:54 | 邦画
映画「ジャッジ!」★★★★面白い!
妻夫木聡、北川景子、
鈴木京香、荒川良々
リリー・フランキー、豊川悦司出演

永井聡 監督
105分、2014年1月11日より公開
2013,日本,松竹
(原題/原作:ジャッジ)




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「予告では妻夫木くんの
情けない姿が何度も繰り返されるが
映画自体も同じような内容、
くだらないと片づけることも出来るが
なんかもう一回見たいような
不思議な傑作を見てしまった」



予告のバカバカしさに
劇場の帰りに前売を買って
密かに楽しみにしていた作品。


世界的にも有数の広告祭に
クリエイターの大御所の身代わりで
参加することになった新人広告マン
太田喜一郎(妻夫木聡)は
真面目だけど優秀というには程遠い、
まあ、フツーの人間、
そんな彼に与えられた使命は
これもくっだらないCMを
グランプリにせよ、というもの。

無理に決まってるから
その後のダメダメな頑張りが笑える、
そしてその不条理な中で
懸命に頑張る姿に
なんか応援しちゃうんだよね、

いつのまにか
ガンバレって。





作り込まれたコメディって難しいと思うが
その舞台と役者と
、良い脚本が揃うと
こんなふうにとても幸せな映画の魔法に
見ている間
笑ったし、ホロリとさせられたし
満足な気分で劇場を出た。



外は相変わらず寒く
思わず肩をすくめて歩きそうになるけど
だめだ、だめだ
しゃんとして背筋を伸ばして
ちょっとの冷たい向かい風くらい
軽く受け止めないとね。


まだ魔法は続いているようだ。


★100点満点で85点


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映画「劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻ノ篇」とにかく終わった

2014-01-11 14:13:15 | 邦画
映画「劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 爻ノ篇」★★
戸田恵梨香、加瀬亮、北村一輝、
栗山千明、遠藤憲一、浅野ゆう子、
神木隆之介、向井理、大島優子、竜雷太出演

堤幸彦監督
144分、2013年12月21日より公開
2013,日本,東宝
(原題/原作:SPEC)





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人気シリーズの最新劇場版にして完結編


「前売券を買っていたので
仕方なく劇場へ、
時間がもったいないなーと思いつつも
そんな酷い映画の中にも
何かあるかなと少しは期待しつつ・・・」



見るべきものは皆無だった、
壮大なエンディングを用意しようとも
しなかったようだ、
高い塔の上でセリフの応酬が
クライマックス!

なんか勿体ない映画だったな。


元々が深夜枠に
気軽に見られるような
寒いギャグと辻褄なんかどーでもいい
ネタを次々と繰り出すような
お気楽ドラマだったのが、
映画、ドラマ、映画と繰り返すうちに
風呂敷だけは広げに広げた様子、
もう強引に終わらせた感じだ。


このドラマ、映画の本来のコアなファンは
この終わりをどう見るんだろう?



自分はファンじゃなく
ただの映画ファンなので
この出来にはがっかりです。

とはいえ、結局このシリーズ
見てるわけで
目新しい何かは見ることが出来なかったが
シーンごとのあれこれは
バカバカしけど
席を立つほどひどくは無かった
そんな出来だった。

★100点満点で40点


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映画「劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸ノ篇」全然面白くない

2013-11-09 13:20:52 | 邦画
映画「「劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸ノ篇.」★★
戸田恵梨香、加瀬亮、北村一輝、
栗山千明、向井理、大島優子、竜雷太 出演

堤幸彦 監督
96分、2013年11月1日より公開
2013,日本,東宝
(原題/原作:SPEC)




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「ニノマエとの死闘を終え、
瀕死の状態で病室に担ぎ込まれた当麻と瀬文。
2人は距離を縮めたかに思えた…
しかし、世界はある人物によって破滅へと進んでいた。
「ヤツらはどうしても滅びる運命にあるんだよ」。
SPECホルダーたちが世界を揺るがし始め、
現人類の歴史に終止符が打たれようとしている。「
奴を倒すなら、私は鬼にでも悪魔にでもなる。
人の道を踏みはずしたら、瀬文さん。
あとは頼みます」
当麻に宿ったスペックがいま、目覚める――。」

cinemacafe HPより


劇場版の前作の感想はコチラ↓
映画「劇場版 SPEC 天」2012年04月30日(月)
奇抜さを狙っただろうがファン以外には伝わらない



この前作を見ての感想で
「次の作品は見ない」と断言してたのに
前売券まで買ってしまい
仕方なく劇場へ。


その前にTVで「SPEC」の別のエピソードをやってて
これはこれで結構面白かったが
どうしてなんだろう?
劇場版になると、その面白さは伝わらない。
映画ってことで本気度がアップしたけど
それが悲しいかな空回りという感じ。



見ながら思ったのは
これって演じてる本人たちも
自分達が今一体何をしてるか
本当は分からなかったんじゃないかなと。
あまりにもカット割りが頻繁で
別撮りと別撮りをカットごとに
対比させたような映像は
ひとつの画面に物語が展開されないので
非常に見にくく、分かりにくい結果となった。



まだ色んなSPECホルダーが登場した
前作の方が面白かったんじゃないかと
そんな妄想を抱くほど
面白いところは一つもなかった。


最大の見せ場が
狭い建物の中で
効果音で最大限盛り上げるんだけど
これは映画として失敗

せっかくの大画面を
家庭のTVモニターと勘違いしてる。

そして唐突なラスト

さて次は見るのか・・・・
見るだろうな、完結編を見納めに。


TVで気楽に笑うのがこのドラマの正しい見方

★100点満点で40点


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