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映画「王になった男」ストーリーは斬新さが無いが、それが良い

2013-03-03 14:36:25 | 韓国映画・アジア映画
映画「王になった男」★★★★
イ・ビョンホン、リュ・スンリョン、
ハン・ヒョジュ、キム・イングォン、
シム・ウンギョン出演

チュ・チャンミン監督、
131分、2013年2月16日より全国公開
2012,韓国,CJ Entertainment Japan
(原題/原作:MASQUERADE )





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「1616年、朝鮮第十五代王の光海君(クァンヘグン)、
権力争いの為、極度に暗殺に脅える、
そのため王の影武者探しが始まり
王とウリ二つの平民ハソンに白羽の矢が当たる、
緊迫感と適度なお笑いあり
韓国映画のこれまでを凝縮したような
贅沢な映画が出来上がった」



最近ではハリウッドのアクション映画にも出演と
大スターの仲間入りを果たした感のある
イ・ビョンホンを久し振りにスクリーンで見た。

誰かの身代わりとなる事で
それまでの常識が覆され
その違いを笑ったり、
その違いに改めて考えさせられたり
よくあるテーマだけど
それを見事な歴史映画として
エンタメとしては上出来の映画となっている。



毒殺を間一髪免れたが
重体の王に変わり
平民の男が宮殿に呼ばれ
王となるべくレクチャーをうけていく。


様式化され、そう簡単には
宮殿のしきたりに慣れないあたりで
何度も笑わされた

今ではジョークのようにしか見えなくても
かつては大真面目に行われてきた
様々な行事には色んな意味があっただろう、
そういうものが今では簡素され
笑いの種になってしまっているが、
本来はそんなところから
文化と言うか芸術なんかが育った。



笑いの中でも
なんだかそんなことを考えると
現在の効率化、簡素化って
なんだかつまらない方向に向かっている様な
そんな気がしてきた。


映画はイ・ビョンホンのスター映画でもあり
それでいて周囲の脇を固める役者や
17世紀の朝鮮王国を懐かしむような
そんな側面も持っていた

当時のきらびやかな文化から
現代でも受け継がれたいくつかを
改めて感じさせてくれる。


形骸化された御前会議は
用意された議題に
無難に同意を与えるものだったが
隣国の国力にかしずくような政策に
思わず声を荒げる、身代わりの王は
その時、本物の王となっていた、
そのあたりの感情の高ぶりは
なかなか見ものだった



この映画は韓国で大ヒットし
国産映画歴代興行成績3位になった。

★100点満点で80点


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