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映画「恋するリベラーチェ」絢爛豪華な衣装だけが記憶に残る

2013-11-13 22:15:20 | ミニシアター系映画
映画「恋するリベラーチェ」★★★☆
マイケル・ダグラス、マット・デイモン、
ダン・エイクロイド、スコット・バクラ、
ロブ・ロウ、トム・パパ、
ポール・ライザー、デビー・レイノルズ 出演

スティーヴン・ソダーバーグ 監督
118分、2013年11月1日より公開
2013,アメリカ,東北新社
(原題/原作:BEHIND THE CANDELACRA)





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「1950~70年代に“世界で
最も稼ぐエンターテイナー“として
活躍した人気ピアニスト、
リベラーチェの晩年の知られざるドラマを
スティーヴン・ソダーバーグ監督が描く。
マイケル・ダグラスがリベラーチェに扮し、
同性愛者であることを隠し、
薬物への依存に苦しみながら生きる姿を熱演する。」

ぴあ映画生活 HPより


派手なコスチュームプレイで大衆の人気を博し、
「世界が恋したピアニスト」と呼ばれた。
それがこの作品の主人公のリベラーチェ

キンキンギラギラのド派手な衣装で
ピアノの弾き語りで大衆を魅了したという、
日本では着飾ってショーを見に行くという
習慣は根付いてないので
こういうショーの楽しさは分からないが
その一端はこの映画で見ることが出来た。



大きなホールで観客は酒を飲みながら
ピアノ演奏と合間の軽妙なお喋りを楽しみ、
そしてステージでは
本物のキャデラックを登場させるなど
観客を楽しませる事に徹している
エンターエイナーの光り輝く衣装。



どれもこれも冷静に見ると悪趣味だけど
ひとときの「夢」を見るという事においては
この過剰な演出も
観客には喜ばれただろうなとすんなり理解できる。



お金は有り余るほど手にしながらも
本人は孤独で
そんな時マット・デイモンが演じるスコットと出会い、
5年に及ぶ蜜月を送る、
この映画はその始まりから終わりまでを描き
華やかなアメリカのエンタメ業界の
裏側も見せてくれる。



しかし実生活ではガンを克服した
マイケル・ダグラスは、
よくこの役を引き受けたものだ、
しかも乗りに乗ってるって様子、
やはり役を演じることが天職なんだろうな、
第65回エミー賞では主演男優賞を
この作品で獲得している。


整形にドラッグ
ミエミエのかつら
欲望の趣くまま時代を駆け抜けた主人公は
67歳でエイズでこの世を去った、
映画ではラストは甘い感傷を呼ぶが
実際にはスコットは慰謝料の訴えを起こし
死の前年に7万5千ドルで和解している、
死を覚悟していた主人公は
その時どんな気持だっただろうか。



それでもリベラーチェ は映画の中で輝き
絢爛豪華な衣装でピアノを弾いている、
そんな姿を観客に見せた彼は
実に彼らしく生き抜いたのだと思った。



映画の全編にブラックユーモアが散りばめられ
笑えるし、一緒に舞台を見ている気にもなるしで
結構気に入った作品。

★100点満点で75点


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