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読書と旅行と柴犬のブログ
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書籍「痛い在宅医/長尾 和宏 (著)」長々と自分が素晴らしいと言ってるだけ

2018-02-13 18:54:27 | 読書の時間
書籍「痛い在宅医/長尾 和宏 (著)」★★
単行本(ソフトカバー): 248ページ
出版社: ブックマン社 (2017/12/21)

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「私が今まで、「病院」か「在宅」かという、
二元論でしか語っていなかったとしたら、
そして在宅医療の美談しか
語っていなかったとしたら、
心から謝ります。
だから、あえてこの本を書きました……
在宅医療の光と影を描く
本邦初のドキュメンタリー!

父がとても苦しんでいるのに、
在宅医も訪問看護師も、
臨終のときに来てはくれませんでした。

大切なのは、どこで死ぬか?
ではない。 どう死ぬか? どう見送るか?
なんだ。「家で死にたい」と望む人が6割の今、
最期の望みを叶えるために
必要な条件とは?」

(出版社HPより)

1月の母が緊急入院し
退院後はこれまでの医院を
訪問医に変えたばかり、
まだ実際どうなっていくのか
しばらくはどんなものか
見ていきたいと思っている。

そんな時この本の広告が
新聞の下欄にあり
どんなものか読んでみた。

在宅で2.000人余りを
看取ったという著者は
何冊か関連本も出している、
本書は、父を看取った女性との
対談形式で
経過とその時の対応などが語られ
その対応が適切だったのか
そんなことが書かれている。



ガンの緩和ケアと在宅が中心なので
自分にはあまり当てはまらないが
担当の訪問してくれる医者との
接し方や、どんな対応をしてくれるのか
自分なりに考えるヒントにはなった。



それでも実際にあったことを例に
どうすべきだったかと
他人を評価するのは
ちょっと疑問だ、

しかも当然ながらその訪問医は匿名で
「そんな対応はちょっとないな・・・」とか
それは言うのは簡単だけど
その医者がどのように考えて
そのような対応をしたかが
抜けてるので、しっくりしない。

自分の実例のほうが
まっすぐに伝わると思う。


またこの本の中心である
相談者は、「自宅で看取り」といってるのに
病院ではこんなことしか
してくれなかったとか
全然在宅の自覚が無いのが問題。



だからその相談者の言い分を
分析しつつ、
対応についてあれこれ書かれても
「在宅看取り」という
肝心な部分が知りたいのに
他者ばかりに責任を押し付ける人が
中心では参考にはならない。



でもこれは失敗できない事柄だ、
肉親の生き死にに関わるからだ、
どうしたら納得できるのか、
そう書きながらも
ああそうか、結局は当事者じゃなく
介護する側が、自分が
どう感じたいのか
そういうことなんだ。

本人が一番望む方法で
残りの日々を過ごしてほしい、
その為には何が出来るのか
まだまだ知りたい、
今はそのことで頭が一杯だ。

その問いにはこの本は
全く答えてくれない。



★オススメ度★

多くの部分で、著者が自分はそうしないな、と。
なんか自慢というか
自画自賛臭さが所々あり
それでも気になるなら・・・というくらい。

★100点満点で55点

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