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読書と旅行と柴犬のブログ
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「レッスン」出来すぎの御伽噺のようで信じきれない

2007-08-26 01:29:57 | ミニシアター系映画
「レッスン」★★★
アントニオ・バンデラス主演
リズ・フリードランダー 監督、2006年、アメリカ、117分



実話に基づいたという
社交ダンスのインストラクターが
高校の落ちこぼれ生徒たちに
ダンスを教えることで
彼らが変わっていくという話。

激しいダンスで体を自由に動かす高校生が
ワルツの音楽を聞くだけで
「勘弁してくれよ」と不平を言う様子は
そんなものだろうなと感じた。

結局好きな音楽以外は
触れる機会もないし、嫌いじゃないけど
好きじゃない、それはやはり出会いを自分で
制限することなのかも。

社交ダンスを通して彼らは成長する、
真実の物語だといわれても
出来過ぎな感じは否めない。

それでもと思う、
教師たる大人が真摯に生徒と向き合い、
自分の行為は絶対的に正しいのだと
確信してそれを伝えようとしてくれたなら、
何かが変わることはあるかもしれないし、
そうであって欲しいと願いたい。

アントニオ・バンデラスは常に
仕立てのいいスーツで完璧な大人を演じていたが、
この男に何があって、
ダンスを教えたいと思ったのかが
いまひとつ分からなかった。

この暑さの中、涼しい映画館で2時間、
心の変化とやれば出来るという夢物語を
騙されたつもりで見るのは悪くない。

そんなにうまく現実はいかないと思いつつも、
それでも望みはあると信じてみたくなる、
映画の魔法はこの映画ではいまひとつ伝わらないが
でも見て損したと思うような出来じゃない。

★100点満点で70点くらいか、
絶賛はしないが、見終えて見逃さなくて良かったなと★

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実話を基にしているということだけれど、
荒廃した高校の再生はアメリカの現実問題そのものだろう

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