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書籍「血霧(上・下)/パトリシア・コーンウェル著」ガマン、ガマンの読書体験

2013-01-21 00:09:59 | 読書の時間
書籍「血霧(上・下)/」★★★パトリシア・コーンウェル著 ,
講談社文庫、2012/12/14
( 364/374ページ , 各950円)





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「シリース第19弾、
思えば遠くまで来てしまった、
全作品を読んでいるが
最初の頃の面白さは感じられない
それが残念だけれど
結局新作が出ればまた買って読んだろうな」



よく映画でシリーズものだけど
この作品だけ見ても面白い!ってあるけど
この作品はこの本だけ読んでも
楽しめないと思う、

これは登場人物にそれぞれ過去の歴史があり
それぞれの関係は複雑に入り組んで
この作品を読んだだけでは分からないからだ。


年末恒例の新作を買って
実家で読み始めた
今作は前作「変死体」の続編


スカーペッタは死刑囚に面会を求められ
サヴァンナの女子刑務所を訪れる、
彼女は殺人鬼ドーン・キンケイドを産んだ
キャスリーン・ローラーから
意味深な言葉を託され
彼女の指示に従って電話をすると
ジェイミー・バーガーに繋がる。


そこからなんとも長々と
心理描写や状況説明が続く

矢継ぎ早に事件が起こるだとか
早い展開なんて全く無く
スカーペッタはアウエイで孤軍奮闘する。


そして下巻から事件は動き出すが、
このシリーズ当初に感じたワクワク感は
後半のラスト付近で少し感じただけ
あとはひたすらガマンして読んだ。



今回は状況ばかり説明して
人間が全く描かれていない
それが致命的だった、

「こうかもしれない」
「そうだったら、どうなるだろう・・・」
そんな彼女の思考がグルグルと
同じ場所を巡り
こちらもそれに長々と付き合わされるばかり。


結局彼女はここでは『検屍官』ですら無く
以前は死体から得られる証拠に基づいて
事件の核心に迫っていったが
今では彼女が何者かさえ曖昧だ、
その立場の曖昧さが
そのまま作品に映し出されたのかも。



とにかくガマン、ガマンで
面白さは僅かだった、
でも次回の新作も買うだろうな
これはもう終わるまで続けるしかないからだ。
まあ、そういうのがあること自体
嬉しくも感じてる。


★100点満点で70点

soramove
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