映画「蜩ノ記」★★★☆
役所広司、岡田准一、
堀北真希、原田美枝子出演
小泉堯史 監督、
121分 2014年10月4日公開
2014,日本,東宝
(原題/原作:葉室麟/ 蜩ノ記 )
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/bc/3c5e1627ba419d9efae162c06b1e6557.jpg)
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「直木賞を受賞し、時代小説としては
破格の50万部を突破する
ベストセラーとなった葉室麟の
原作に基づく時代劇。1
0年後の切腹を命じられ、
幽閉中の武士の秘密を解き明かしながら、
人と人の強い結びつきを温かく浮かび上がらせる。」
ぴあ映画生活 HPより
原作はかなり面白く読んだ記憶がある、
主人公を役所広司と岡田准一が
演じると予告で知って
かなり期待していた作品。
あと3年で切腹を命じられた男、
戸田秋谷(役所広司)は田舎に幽閉され
前藩主から、藩の歴史である
「家譜」の完成を命じられていた。
そこに城内で刃傷沙汰を
起こしてしまった檀野庄三郎(岡田准一)が、
「3年後の切腹まで監視せよ」と
送り込まれてくる。
城下と違い
畑や田んぼ、清流に囲まれ
日々の業務を淡々と行う秋谷と
こんな、ひとかどの人物が
藩主の側室と不義密通の罪を犯したのかと
檀野は自ら本当は何があったのか
調べ始める。
派手な立ち回りは無い、
人々の生活をたんねんに描いて
季節の移ろいを
色づく風景で見せてくれる。
調べるうちに核心に迫っていく、
藩が取りつぶしになるほどの事件を
ひとりで背負って、その命を
投げ出そうとしていることが
明らかになっていくが
前藩主との約束を守り
真実を胸に秘めたまま
あるがままに生きる姿は
何か大切なものを教えてくれる。
現在に置き換えるとか
ここで描かれたことが
自分をダイレクトに変えるとか
そんなことは無いけれど
自分というものを捨ててまで
守るものが確かにあり
それを声高にひけらすのでもなく
そんな苦しい生き方が
胸に響く事は確かだ。
誰かの為に
自分は何ができるのか。
ことさら何かを押し付けるような映画じゃないが
描かれる景色や人々の様子
何もかもが
今はもう、すぐそばには無く
スクリーンの中でしか
会えないのかもなと思うと
それは少し淋しいことだ。
しみじみ良い映画だった。
★100点満点で75点★
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soramove
役所広司、岡田准一、
堀北真希、原田美枝子出演
小泉堯史 監督、
121分 2014年10月4日公開
2014,日本,東宝
(原題/原作:葉室麟/ 蜩ノ記 )
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「直木賞を受賞し、時代小説としては
破格の50万部を突破する
ベストセラーとなった葉室麟の
原作に基づく時代劇。1
0年後の切腹を命じられ、
幽閉中の武士の秘密を解き明かしながら、
人と人の強い結びつきを温かく浮かび上がらせる。」
ぴあ映画生活 HPより
原作はかなり面白く読んだ記憶がある、
主人公を役所広司と岡田准一が
演じると予告で知って
かなり期待していた作品。
あと3年で切腹を命じられた男、
戸田秋谷(役所広司)は田舎に幽閉され
前藩主から、藩の歴史である
「家譜」の完成を命じられていた。
そこに城内で刃傷沙汰を
起こしてしまった檀野庄三郎(岡田准一)が、
「3年後の切腹まで監視せよ」と
送り込まれてくる。
城下と違い
畑や田んぼ、清流に囲まれ
日々の業務を淡々と行う秋谷と
こんな、ひとかどの人物が
藩主の側室と不義密通の罪を犯したのかと
檀野は自ら本当は何があったのか
調べ始める。
派手な立ち回りは無い、
人々の生活をたんねんに描いて
季節の移ろいを
色づく風景で見せてくれる。
調べるうちに核心に迫っていく、
藩が取りつぶしになるほどの事件を
ひとりで背負って、その命を
投げ出そうとしていることが
明らかになっていくが
前藩主との約束を守り
真実を胸に秘めたまま
あるがままに生きる姿は
何か大切なものを教えてくれる。
現在に置き換えるとか
ここで描かれたことが
自分をダイレクトに変えるとか
そんなことは無いけれど
自分というものを捨ててまで
守るものが確かにあり
それを声高にひけらすのでもなく
そんな苦しい生き方が
胸に響く事は確かだ。
誰かの為に
自分は何ができるのか。
ことさら何かを押し付けるような映画じゃないが
描かれる景色や人々の様子
何もかもが
今はもう、すぐそばには無く
スクリーンの中でしか
会えないのかもなと思うと
それは少し淋しいことだ。
しみじみ良い映画だった。
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