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書籍「証言拒否 リンカーン弁護士(上下)/マイクル・コナリー 著」またもスリリングな法廷劇

2016-03-27 01:09:13 | 読書の時間
書籍「証言拒否 リンカーン弁護士(上下)/マイクル・コナリー 著」★★★★
マイクル・コナリー  著 ,
講談社 (2016/2/13)
448/448ページ、各983円

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「ローン未払いを理由に
家を差し押さえられたシングルマザーが、
大手銀行副社長撲殺の容疑で逮捕された。
彼女は仲間を募って銀行の
違法性に抗議するデモを繰り返す有名人。
高級車リンカーンを事務所代わりに金を稼ぐ、
ロスきっての人気弁護士ミッキー・ハラーは
社会的注目を集める容疑者の弁護に乗り出す。」

(Bookデータ HPより)

「リンカーン弁護士」シリーズ最新作、
ものすごく面白いって訳でもないが
読み始めたら止まらなくなり
地下鉄以外にも
空いた時間に読んで
あっという間に上下巻読了。



高級車リンカーンを事務所代わりにしている
風変わりな弁護士が主人公だけど
今回は全米で吹き荒れる
ローン不払いの住居の差し押さえに
絡む殺人事件として
全米の注目を浴びる事件を担当することに。


スタッフも新人の弁護士を雇い
事務所をレンタルするという
普通の弁護士っぽくなってるが
いくつかの場面ではしっかり
リンカーンでのシーンも用意され
そのあたりは押さえるところは
押さえてるが
ストーリーの重要さは特にないかな。


アメリカの法廷ものは
弁護士が花形だ、

裁判にかけられる被告人が
罪を犯しているかどうかより
いかに陪審員に訴えかけ
「合理的な疑い」が無いなら
無罪にすべきと熱弁をふるう。


採用した新人弁護士が、主人公に
「依頼人が無実かどうか、
聞かないのですか?」と
質問すると
「私は依頼人が無実かどうかは
知りたくない、法の下で
誰もが公平な裁判を受けられることを
心がけるだけだ」と言う。

罪を犯したらその罪を償う


そんな当たり前な事より
捜査手法や証拠の扱い方で
有罪無罪が左右されるのは
どうかと思うが
だからこそ、小説が面白いのだから
仕方ない。


主たるストーリー以外にも
私生活がどっぷり入り込み
他のシリーズものの主人公も
チラッと顔をだしたりと
サービスも怠りない。
これもファンには嬉しい。


今回はラストで無力感が漂い
その後でスッキリするという
小説にありがちなどんでん返しもあり
楽しめるが

凄く出来の良い傑作!とまではいかない、
ただ、一定のレベルであることは間違いなく
次の作品も必ず読みたい。


★100点満点で80点


soramove
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