銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

八幡浴場(東京・大岡山)

2017-09-04 07:22:02 | 銭湯
東急大井町線の大岡山駅を降りると、住宅街の中に入って行けば、八幡浴場がある。
地元客向けの銭湯という感じでコンパクトな作りではあったが、とても清潔感あふれる銭湯だった。



▲大岡山駅下車。駅自体はそんなに大きくないが、この駅舎につながる形で東急病院がある


▲マクドナルドがある方面へ歩く


▲わき道に奇妙な建物


▲ひたすら進む





▲大きな通りに出たところを左折して


▲右奥に煙突がみえてくる


▲煙突はみえるけど、どこから入っていいか分からず


▲少し戻って右折したところに八幡浴場を発見。到着


中に入ると、小さな下足箱のところで靴を預け、フロントのところへ。
ここの特徴は、少し寂しい感じがするほど無駄がなく、清潔であることだ。
受付に座るのは、50代後半か60代ぐらいの女性。自分が入店したときは、新聞を読んでいた。
「貸しタオルありますか?」と聞くと、「石鹸やシャンプーは?」と逆に聞かれて、答える間もなく「じゃあ、はいコレ」と手ぶらセットを目の前に置かれた。
なかなか押しの強い印象だが、悪い人という感じではなかった。


左の男湯側に入ると、庭にはテラスがあり、灰皿も置いてある。
脱衣場自体はそんなに広くないが、フロント前同様に無駄がないので、清潔で開放感がある。
浴室入り口左側に洗濯機が二つ。あとは、隣がトイレの入り口。
右側に体重計と洗面台。真ん中あたりに座れるテーブル。


浴室に入ると、古典的な配置だが、若干ほかと違うと言えば、壁画だろう。一般的には富士山だが、ここは南国の海とヤシの木。店主がサーファーだからだそうだ(入り口の掲示物にインタビュー記事があった)。
こういう個人の趣味を前面に押し出してくるところが、いかにも個人経営らしい。


浴槽はL字型なのだが、左の方だけ飛び出しているので、そこそこ広い。
左からバイブラになってて、次の曲がり角にジェットバス2基と、ボディジェット。ここまでが軟水。
そして仕切り壁があって、薬湯で、この日はブルーベリー。甘い香りがする。あと薬湯だけでなく、ジェットバスがここでも2基。
それと、ボタンを押して稼働させるタイプなのだが、同時に二つが動いてしまうので、片方に座ってる人もつき合ってもらう必要がある。あと、薬湯の方は淡水と書かれてあった。
軟水は分かるが、銭湯で淡水とは一体どういう意味なのだろうか(単に軟水と区別するためか)?


温度は、軟水(白湯)の方が、40℃。淡水(薬湯)が、42℃。けっこう抑え気味の温度だ。


室内は新しい設備でとてもきれいなのだが、天井は高く、歴史ある銭湯であることが分かる。
再び入り口の掲示物に戻ると、熱くもなくぬるくもない温度を目指してと書いてあった。
しかし銭湯だと40℃は十分ぬるいような(個人の好みにもよるけど)…。


お湯から上がって、しばらく脱衣場で涼んでいると、ずっと受付の女性と客との会話が続いていた。
いかにも地元に根ざした場所という感じで、好感の持てる銭湯だった。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 大岡山駅
経路 マクドナルドを経由して住宅街の方へ
周辺の環境 住宅街
●空間演出 
建物外観 こじんまりとした銭湯
壁画・眺望 ヤシの木と海と太陽
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 脱衣場兼ねる
脱衣所 広くはないがきれい
シャワーの出 ふつう
浴槽の種類 バイブラ、ジェットバス、ボディジェット、薬湯
サウナ なし
温度 40℃、42℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ きれい
貸しタオル なし
備え付け なし
◆人
受付 50代ぐらいの女性
客層 中高年


【案内】

住所
大田区南千束3-1-13

電話番号
03-3729-4379

定休日
金曜日(祭日および第5金曜日は営業)

営業時間
16:00–25:00

交通機関
東急線 大岡山駅 より徒歩 5分

※品川浴場組合ホームページ転載