銭湯の散歩道

神奈川、東京を中心とした銭湯めぐりについて、あれこれ書いていきます。

野田の湯(鎌倉・富士見町)

2017-09-25 07:37:57 | 銭湯
湘南モノレールを富士見町駅で降りて歩くこと2~3分。
あっという間に「野田の湯」に到着する。かなりアクセスに便利な銭湯だった。


▲富士山町駅を降りて


▲江ノ島方面に歩くと


▲左の道に進む(建設中の建物があるが、道路を挟んだすぐ左に野田の湯がある)


▲ものの1分で野田の湯がみえる


▲手前の建物は郵便局だ


▲野田の湯に到着


▲2階はアパートらしい


店内には、ずっと立っている男性がいて、どうやらここの店主らしかった。
下足箱にサンダルを入れて中に入ると、右側のところがフロントで、そのちょっと先の左側に自販機があった。
入浴券とは別に、貸しタオルのチケットがなかったので、
「すみません、貸しタオルってありますか?」と聞くと、「大丈夫!」と言われて、(え、大丈夫?)と思ってると、「こっちにあるから大丈夫!」と言われる。
どうやら貸しタオルは無料らしかった。下足箱の鍵を渡して、ロッカーの鍵と貸しタオルを受け取ると、
「ロッカーは、奥にあるからね」と丁寧に教えてもらった。たぶん銭湯に慣れてない人間にみられたのだと思う。


のれんをくぐって中に入ると、すごく綺麗なのと、とても新しかった。いつリニューアルしたのか分からないが、ごく最近に違いない。それぐらい新しい感じだった。
それと、いかにも今時という感じの内装で、伝統色は排除している。けっして広い脱衣場ではなかったが、とても気持ちがいい。


服を脱いで中に入ると、開店して15分ほどしか経ってない時間帯だったが、かなりのお客さんが入っていた。どうやら人気のところのようだ。
全員高齢者で、地元の人たちだろう。
あと、ここに入ってすぐに目に付いたのが、木の桶。木の桶をみたのは初めてだった。
使ってみると、思いのほか重いのと、やや大きいと感じる。
昭和の頃から衛生面を考慮してプラスチック製に切り替わったらしいが、扱いやすさでもやはりプラスチックの方が優れているなと感じた。
風情ではたしかに木の桶のほうがいいけれども、実用性を考えると木の桶が無くなったのも仕方ないような気がする。


浴室の配置は、左手前に立ちシャワー。その奥にサウナ。真ん中に短い島カラン。それと右壁際にもカランが並ぶ。
浴槽は、L字型といっていいかもしれないけど、どちらかといえば台形のような線を描いている。
サウナの前に、せいぜい2人ぐらいしか入れない水風呂があって、その奥が主浴槽。ミクロバイブラ+赤外線と、その奥壁のところが電気風呂。ミクロバイブラは、泡が体をザーと流れる感じで気持ちいい。そして右隣が寝湯。だいたい43℃ほど。
そして、さらに仕切られた隣が薬湯。バスフレンドの「ゆず」だったが、他の銭湯で体感したバスフレンドの「レモン」と比べも違いが分からなかった。薬湯の温度は41℃ほどで、湯船は小さいが、こっちのほうが人気があった。
高齢者というと、みんな熱い湯が好きみたいな風潮があるが、実際は42℃前後が一番好まれる温度ではないかという気がする。


【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 富士見町
経路 駅を降りてすぐ目の前
周辺の環境 郵便局、スーパー、住宅
●空間演出
建物外観 アパートの下
壁画・眺望 特になし
統一感 あり
置物 特になし
照明 ふつう
★設備
休憩所 フロント奥
脱衣所 小さいながら、新しくてすごくきれい
シャワーの出 かなり勢いがある。理想の強さ
浴槽の種類 超音波風呂/気泡風呂/電気風呂/座風呂/薬湯/水風呂
サウナ あり
温度 41℃、43℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 ふつう
清潔さ すごくきれい
貸しタオル あり
備え付け なし
◆人
受付 80代ぐらいの男性
客層 中高年


【案内】

住所

〒247-0061 鎌倉市台3-11-21

電話

0467-43-0126(自)

営業時間

14:45〜23:00

定休日

毎週火曜日

※神奈川公衆浴場業生活衛生同業組合ホームページ転載