#やすらぎの湯 ニュー椿
・ビル丸ごと銭湯
・やや古さは否めず
・コストパフォーマンスが素晴らしい
都電荒川線
#新庚申塚駅
▲都電荒川線の新庚申塚駅。これは「しんこうしんづか」と読む。東京はたまに難読駅があるから困る
▲場所は三田線の巣鴨駅と西巣鴨駅の間にあり、ほぼ西巣鴨寄り。西巣鴨も十分に最寄り駅と呼べる至近距離だ。西巣鴨からだと300メートル先にある
▲駅を降りて
▲左に向いたところ。
もう建物がみえている
▲左に見えるピンク色の建物がそれだ。新庚申塚駅の目の前だから徒歩0分と案内されている。ただ早稲田から三ノ輪方面に来た人は駅が少し離れているので、0分とはいかない
▲左に見えるピンク色の建物がそれだ。新庚申塚駅の目の前だから徒歩0分と案内されている。ただ早稲田から三ノ輪方面に来た人は駅が少し離れているので、0分とはいかない
▲ここはビル丸ごと銭湯になっているので、めちゃくちゃ大きい。大型銭湯の先駆けとなったところだろう
▲入り口
▲一階はコインランドリーや駐車場で、二階と三階が浴室になっている
▲到着
中に入るとビル銭ということで、入り口も当然ながら広め。
右側に下足箱のスペースがあり、さきに靴を預けると、手前に自販機が2つあるので、そこでチケットを購入する。
種類は色々とあるけど、サウナセットとなると1200円というからビビる値段だ。ただ値段相応にサウナの設備はなかなかスゴいらしい(らしいということで結局入らなかったけど…)
入浴料は480円。それに貸しタオルが60円だった。
出典:東京銭湯ホームページ引用
受付に立つのは、50代後半ぐらいの男性。作為的な愛想ではなく自然な対応でとても感じのよい人だった。
貸しタオルをかりる際は下駄箱の鍵を求められて、番号の振られたタグを渡される。これで帰りの時に交換する。
ここは奇数と偶数によって男女入れ替えがあるらしいのだが、この日は男湯が2階だった(2階が和風。3階が洋風で、一般的に洋風が当たりらしい)。
出典:東京銭湯ホームページ引用
のれんをくぐって中に入ると、まずは脱衣場の広さに驚く。ロッカーは横列に並び複数の列が奥まで続いている。
ロッカーはコインリターン式で、事前に100円玉が必要だ。
入浴客はそれなりにいるけど、ロッカーが多いために快適に服を脱ぐことができた。
洗面台は奥右に並び、ドライヤーはもちろん有料。トイレは和式で、意外と古い建物なのかもしれない。
浴室の扉を開けて中に入ると、こちらも十分広さが確保された空間だった。
島カランが四つも並んでいる。しかも真ん中は柱があるため、通常よりも広くとられている。カランも横列のため、浴室は右側に並んでいた。
立ちシャワーは左手前にあり、2つ並ぶ。ガムテープで補強してあり、一部壊れていた。
その立ちシャワーの奥に三角形の水風呂がある。水温は18℃前後あたりと標準的な温度。この手の大型銭湯は基本的にブッ飛んだ設定はやらないだろう。
カランは先述した通り数多くあって、しかもみんな勢いがあるので使いやすい。カランがしっかりしたところは全体的に信頼が置けるところだ。
浴槽は大まかに2つに分かれている。手前にあるのが薬湯で、詰めれば4、5人は入れそうな広さ。ただ余裕をもって入ると基本的に3人ほどか。この日はじっこうで、温度は43℃ほどだった。
奥が白湯の主浴槽で、ジェット関連がだいたいそろっている。
右側が寝湯で、底がミクロンバイブラになっていた。ボタンを押すと稼働するタイプだが、いくら押しても反応がなくて、あれ?と思ってたら始動するのが遅いようで、しばらくして出てきた。
何度も押している姿が不審者に見えたのか、目の前の高齢者が怪訝そうな顔で自分のことを見ていた。
その隣がなにもなくて、左に続いてソフトなボディジェット、ふつうのボディジェット、最後はハイパージェットと続く。温度は42℃と標準的。
さらに別室が2つある。
ひとつはサウナ専用のスペースで、こちらはかなり高めの別料金を払わないと入れないので断念したが、もう一つは露天風呂だった。
二重扉をあけて外にでると、ビルの吹き抜けのような作りになっていて、左奥に露天風呂がある。
外気浴ができる長いすが2つ並び、ゆとりある空間だ。
肝心の露天風呂はというと、浴槽は石で作られ、天井は木材だけど内壁はプラスチックの竹を模造したものでややチープ感は否めず。温度は41℃ほどとちょうどいい案配で入っていて気持ちよかった。
出典:東京銭湯ホームページ引用
装飾はほとんどなくて、全体的にシンプルな印象。
客層は高齢者がやはり多いものの、中年や若者、それと入れ墨をいれた人がかなり目立った。この手の大型銭湯だとスーパー銭湯の代用になるため、大抵はそうした人たちが集まる。アイランダー系の人(その人も全身に入れ墨)もいて、やはり東京は多様性に満ちている。
全体を通して設備がすごくしっかりしていて、スペースは広いので開放的で快適だった。建物自体は古いため、設備の種類はどうしてもひとむかし前のものになるが、それでも480円という値段を考えるとかなりコストパフォーマンスの高い銭湯だった。
【評価チェック箇所】
▼アクセス
最寄り駅 新庚申塚(しんこうしんづか)
経路 目の前
周辺の環境 商店街
●空間演出
建物外観 ビル
壁画・眺望 なし
統一感 あり
置物 なし
照明 ふつう
★設備
休憩所 ロビー
脱衣所 きれい
シャワーの出 勢いがある
浴槽の種類 ハイパージェット、ボディジェット、寝湯、薬湯、水風呂、露天風呂
サウナ あり
温度 41~43℃
棚 なし
男女入れ替え なし
■サービス
接客 良かった
清潔さ きれい
貸しタオル あり(60円)
備え付け あり(立ちシャワーのところ)
◆人
受付 50代後半の男性と女性
客層 高齢者
【案内】
住所
〒170-0002
豊島区巣鴨5−20−3
電話番号
03-3918-1720
アクセス
都電荒川線「新庚申塚」駅下車、徒歩0分
休日
木曜
営業時間
15:00−24:00
※東京銭湯ホームページ転載