ホリステッィクシステムWSの三回目。
皆さんとの交流も始まり、和気あいあいとした雰囲気で始まりました。まず初めに、それぞれがこれまで自分の生徒さんとの関わりで感じたことや、自己探求で気づいた事などを発表しました。
◎医者の言うところの病名や画像診断をインプットしすぎて、我々のアドバイスが素直に入っていかない。→いろんな症例をお話し、医者も同様の指導をしていることで納得してもらう。
◎いろんな知識を持っていて、頭でっかちになっており、感覚やイメージをつかみにくい人がいる。→自分の学んできた事や経験に自信を持って、はっきりとお話をする。 ※決してパワハラになってはいけません(笑い)
◎自分の症状にいつもフォーカスしていて、痛み探しをしている人が多い。 →視野を広くして、できないことを見ないでまだこんなに動けているという発想の転換をしてもらう。プラシーボ効果(にせぐすり・・・薬だと称して他の薬でない無害な物を投薬してみると、薬を飲んだ時と同じように効く現象)もしかり、痛みの感覚は個人差や性格の違いから、感じ方は千差万別ではあるが、考え方の転換で感じ方も好転する。
◎特にスポーツをやっている男性などに多くみられるが、身体が緊張していてリラックスできない。→その動きを誘導するにあたり、少し違った身体の部分からアクセスしてリラックス感を高める。笑いしかり、笑顔になる、BGMしかり。足の裏を開放したり、目のリラックスをしてもらうと、全身がリラックスできる。※何が何でもプラスにというハードポジティブではなく、できればというやさしいポジティブになる。
◎グループワークの際に、全体を見渡しみんなの意識を一つの意識としてまとめる作業をしてから始める。
◇ソフトフォーカス・・・全体的に見ること。
Δ視野が広くなる。感覚が活性化される。反応がハードより早い。目のリラックス。
◇ハードフォーカス・・・集中して中心的に見ること
Δ視野が狭くなる。大脳皮質が活性化する。
※両者のバランスをとりながら、全体を見て行く指導や治療や生き方が大事。
◎自己と他者の関係性→自分自身の気持ちや身体を大事にして初めて、いい指導いい生き方ができる。自分の健康が周りに共鳴し、周りが幸せになる。
◎ビギナーズラック(初心者が往々にして得る幸運。賭け事などにいう。)などで、最初に感じた良いイメージをいつまでも追い求め、その後に上手く行かないと少々やる気がそがれたり、マンネリ化することは往々にしてよくある。そんな時には、初心に帰って「今何を感じて何を意識するか?」「感覚を感じる計算機をゼロにする。」ということが大事。フレッシュな感覚を持つと、純粋に情報が入り、身体も動きやすい。
<指や前腕の意識>
常に指を開き橈骨と尺骨の間の骨間膜が開いているイメージを持つ
<目のケア>
仰向けに寝て、目の周りの骨の中は湖→目の玉が浮かんでいる→ゆっくりその目の玉が沈んでいくイメージ(目にアイピロウを置くのも効果あり)。また、ゆっくり目を動かしても良い。
<足の裏の目>
内くるぶしから足の裏に垂直に下りて、その部分の足の裏の横幅の三分の一内側寄り(脛骨が足の裏にまっすぐ下りてきたところ)=足の裏の目を床から少し持ち上げる感じ又は、足の目を中心に吸い上げるイメージで動かす。従来のタオルギャザーは、指先を曲げ伸ばしするが、足の裏の目にフォーカスすることにより、そこから繋がっている筋膜が整い、骨盤底筋や背骨周りの筋肉も整い尿漏れや腰痛にも改善がみられる。
<膝の曲げ伸ばし>
膝の曲げ伸ばし、つま先の上げ下げなどにより脛骨と腓骨の骨間膜が広がり、足首の柔軟性や膝の状態が良くなる。伸ばすときには、足裏は地面に近くなり膝を中心にふくらはぎ側と太もも側が分かれるイメージを持つ。
※皆さんと指導に当たっての深い話ができて、それぞれの悩みはユキ先生からの的確なアドバイスを頂き、充実した学びでした。来月がまたまた楽しみです。