社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

素直に謝られても大変である

2013-04-22 00:03:07 | 外交と防衛

 「素直」が大切な事がある。北朝鮮がどんなに見栄を張っても国際社会はその国家運営に疑問符を点けている。「国民が餓死に瀕していると言うのにミサイル造りか」と言う脱北者の感想である。しかし彼ら脱北者も北朝鮮国内(平城)にいた時は、ミサイル発射が成功すると大喜びだったそうだ。平城を追い出され地方に行くとそのギャップが酷いそうだ。電気はこない、食料はない、勿論医療なども。平城しか映像を撮らせないからその酷さが分らないそうだ。遊園地など平城以外にはないようだ。

 北朝鮮が今までの国連決議違反を謝罪し、その決議に従い、食料の支援や増産、インフラの整備などを願い出れば、国際社会はどう行動するであろうか?別に金王朝を潰す方向には動かないであろう。金王朝を潰す方向に動く可能性が高いのは北朝鮮国民であり、国際社会ではない。

 逆に国際社会はその支援の割り振りに戸惑う。日本に多くの支援要請が来ることが予測できる。しかし日本は北朝鮮系金融機関(朝銀)に既に2兆円近く注ぎ込んでいる。この返済と4000億円近い負債の返済をどうするかである。朝鮮総連関係者の資産で代執行と言うことも可能であるが、その寄付を行う朝鮮総連関係者は如何ほどいるのか?

 何れにしろ、北朝鮮が素直に「ごめんなさい」をした時、国際社会は大きな負担を背負うこととなる。騒いでも謝罪しても北朝鮮いや朝鮮民族とは厄介な連中と言うことだ。戦前の米国のフーバー大統領の回顧録にあるように「朝鮮民族とは厄介な民族」と言うことを日本人は肌で感じているはずだ。マスコミに繋る変なベクトルを払いのければ、在日帰化人政党の社民党や在日本朝鮮人連盟(朝鮮総連の前身)の創設を手伝った共産党の言うことを、払いのければ朝鮮民族の姿が見えてくる。

 へんな言い方であるが、中国や米国が北朝鮮をそのままにしているのは、その方がコストがかからないからである。戦後復興の責任を引き受けたくないからである。イラクには石油があったが北朝鮮にはめぼしい資源はない。コスト倒れになるためだ。

コメント
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