参議院選挙が近づいている現在、野党特に左翼政党は党是の変更をよくよく考えるべきだ。少なくとも北朝鮮が騒ぎを起した後では、現状の議席数維持は不可能になる。憲法改正からスパイ防止法など賛成しなければ現有議席さえ守れなくなる。二八の法則で2割ほどの左翼政党が生き残ってもらわないと日本人の性格から時計の振り子が大きく揺り戻す。
この場合2割の左翼政党は複数ある方が望ましい。自然界でも海水から採る天然塩は8割が塩化ナトリュウム2割がカリウムやマグネシムなどの複数の物質で構成されている。金も純金(24金)より18金の方が利用し易い(金融的価値と異なる)。そばも二八の方が食べる時間がかかっても伸びない。生蕎麦(十割そば)も早く食べないと食べている間に伸びてくる。人間も自然が造りしモノ自然の一環である、人間社会もその例に漏れない。 100%純粋だと変化に対応できない。
10世紀のイスラム帝国は世界の先進国であった、しかしイスラム教は天国まで定義された完成度(論理的に)の高い宗教であった。故に新しい科学の発展に対応できなかった。理論的に穴だらけのキリスト教の方が柔軟性に富、科学の発展に伴う社会の変化に対応できた。現代の日本人は最も柔軟性に富む。その分、基本となる芯があるのか不安視される方も多い。が、サッカーの国際試合の時、あれだけの若者がスタジアムで国家を斉唱する。彼らは右翼ではない。極普通の一般人の若者である。それだけ芯に「日本人」としてのアイデンティティーが刷り込まれている。
歴史的にも人間社会は100%純粋な社会は行き詰る。与党100%の国会では間違いを犯す。大政翼賛会の事例でも分る。現在の中国でも良い事例である。共産党の1党独裁ではロクな結果を招かない。
左翼政党を中心とした野党が20%未満の政治状況が人間社会で最も良い状況ではなかろうか?