社会科学上の不満

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日本にもあった学生による爆弾テロ

2013-04-24 00:02:58 | マスコミ批判

 ボストンの爆弾テロの学生が逮捕され、各マスコミが騒いでいる。「移民の国で帰化した米国人の学生で奨学金をもらうほど優秀な人間である」と言ったニアンスで報道している。

「普通の優秀な学生である、それがなぜ?」と言った論調に思える。

 お笑いである、マスコミの方々はわが国でも同様なテロが過去に起きていることには触れられない。カルトのオウム真理教事件も似ているがオウム真理教事件ではない。マスコミの方が触れられたくない、1970年代に吹き荒れた、日本赤軍や極左系学生による「連続爆破事件」だ。新宿三丁目交番の爆破テロでは一般市民も巻き込まれた。東京丸の内の三菱重工ビル爆破テロでも一般市民が対象であった。時代的に大学への進学率は三割弱と言った時代だ。その犯人は大学生であり、一部岡本公三氏等の高校生がいた。日本赤軍は海外でも有名なテロ集団でJapan Red Amiyとして恐れられていた。日本競馬会がJRAと呼称をした時は驚いた、海外でJRAは日本赤軍のことだ。耳を疑ったが平和ボケ日本ここに極まると思った。いや思わせようとした、まさかJRAの印象を薄くするためとは考えたくなかった。

 しかし、この程のボストン爆弾テロの報道を目にするたび、日本赤軍のJapan Red Amiyのことに触れるマスコミは見当たらなかった。当然であろうと思われる、現在の日本のマスコミの上層部はこの日本赤軍に成れなかった全学連出身の連中で占められている。自らの蹉跌を表ざたにすることはない、他人の触れられたくない部分でも金になれば記事にするが自分たちの恥部は沈黙する。

 今回のボストン爆破犯の心理、一番理解できるのはこの全学連や赤軍派のメンバーであろう。そうマスコミの上層部の方々であろうと思われる。地位や金銭が手に入ったら昔の蹉跌には触れられたくないのだろう。故意に忘れようとしている。

コメント
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