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緊急!中国地方政府の破綻

2014-04-26 00:00:17 | 外交と防衛

【大紀元日本4月24日】不動産開発を手掛ける北方信託公司の劉恵文会長が19日、自宅で自殺した。同社の前身は天津経済技術開発区信託投資公司。劉氏の自殺で、天津市や中国各地で増える新開発エリアのゴーストタウン化問題がふたたび注目されている。

 天津市は2006年、「東方のマンハッタン」と称して響螺湾でビジネス特区の建設に着工した。政府が600億元(約1兆円)を投資し、39のプロジェクト、49棟の超高層ビルの建設を開始したが、2年間の建設ラッシュの後、多くの工事は中断した。
 「3割は1年以上、放置されている。ほかの建設プロジェクトもすべて止まっている」。香港のフェニックステレビはこのように報じ、同ビジネス特区は「中国最大のゴーストタウン」と指摘した。
 今年1月の当局の統計データによると、中国でGDP第5位の天津市は、直接負債額が2246億元(約3.7兆円)で、2013年1年間の同市の財政収入の1.28倍に上る。米国の海外向け放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は24日、海外中国語メディアの情報として、汪洋副首相が2月の国務院の会議で「天津市は計5兆元(約82兆円)以上の債務を抱えており、実質上破産している」と発言したと報じた。
「(中略)」
大紀元 2014.4.24 16:22
http://www.epochtimes.jp/jp/2014/04/html/d13803.html

 

 これは少々ヤバイのではないか?いやとうとう来たかと言う印象である。中国の地方政府の破綻が始まったということか?

 この天津市、つい先日、日本に対し戦後補償の訴訟を開始した市ではなかったか?確か400億円の訴訟だったと記憶している。これでは例え賠償金を入手できても焼け石に水である。そもそも日本の戦争賠償責任は、中華民国が放棄している。その正式な後継政権であり国連の常任理事国を継承した中華人民共和国は、前政権の日本への賠償放棄も継承しなければならない。個人の相続でも財産と同時に借財も相続しなければならないことと同じである。それとも中国共産党がこれを認めると言う事は、国連の常任理事国の地位を放棄すると言う事か?地方政府だから関係ないでは中華人民共和国としてガバナンスが及ばない地域であり、分離分裂を認めることとなる。言っていることやっていることが、大朝鮮である。

 この地方政府の破綻、天津市だけで終わるとは思えない。地方政府の破綻が続けば中国と言う国家のバブルが弾ける。1地方政府で82兆円の負債とは中国全土でどれだけの負債があると言うのか?恐ろしいことである。

 日本は中国の破綻に如何様な準備をしているのか?政府単位と企業単位とその両方での準備が、今後起るであろう「恐慌」を乗り切るカギとなる。

 天津市だけでこの破綻が終わることを祈るのは、相当、頭がお花畑である。中国の分離分裂と群雄割拠の時代が再び繰り返されることとなる。しかも世界経済を巻き込みながら。

 非常に迷惑な話であるが、日本はその中国の発展に最も力を貸した国の1つである。経済の発展だけで、倫理や道義が伴わなかった中国。銭ゲバの拝金主義者だけを育てた中国人が、世界中に分散する危険も考えなければならない。

コメント (1)
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