安達太良山
福島県二本松市
「ほんとの空」は今回も曇天だった
高村光太郎 智恵子抄 (aozora.gr.jp)
「智恵子抄」は高村光太郎の最愛の妻への想いに溢れている
数多くの詩の中の一つに「あどけない話」がある
「安達太良山の上に出ている青い空がほんとの空だという」
この句が有名になった
智恵子さんの望郷の念は強かった
なつかしい故郷の山河と空、風土に水、食物、取り巻く人々を含めた故郷がワンセットになって初めて「ほんとの空」になるのです
備忘録として転載させて頂きます
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「あどけない話」
智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山あたたらやまの山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。
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出版されたころは映画化された
安達太良詣が流行だった
最近はあまり人の話題にはなっていない気がするが、高村光太郎と智恵子さんの思いは永遠に残る
安達太良山は雲に覆われている
以前に登ったのはもう半世紀前のことだ
新幹線や高速道路で数えきれないほど通過した
下からは青空が見えた
安達太良山に登る意識はなかった
登ると曇天
次回は雲ひとつ無い快晴の時を待とう
以下は最近の活動
日光に行った
霧降高原は生まれて初めてだった
噂に聞いた霧降高原のニッコウキスゲ
人も多かった
やっと来ることができた
運動不足を感じたら自転車
歩行補助器だ
仙台市荒浜から閖上(ゆりあげ)にかけてサイクリングロードができた
震災後の長い間、工事で海岸には近づけなかった
復興事業で自転車道も整備された
伊達政宗が整備した貞山堀に沿って走る
海岸沿いの松はほとんどが流された
だが松は現在も僅かに残っている
植林も始まっていてる
晴れた日は快走できる
そうこうしているうちにブルーベリーの収穫の季節になりました