青空と紙風船

就労サポートセンター紙風船の日常をBlogでお伝えいたします

パネルディスカッションにて紙風船の実践報告! (第5回全国大会)

2012年12月03日 | 障害者福祉

壇上にあがっておりまして。

写真が無いのです。

 

なので、今回の発表スライドの表紙を。

今回は就労支援事業所が全国から集まる大会でした。

そこで、紙風船の実践報告をさせていただく……。

もうそれだけで緊張緊張。

 

でも、いつもメンバーに「緊張をほぐすには」なんて言っていますからね。

掌に人×3も書いたし、ツボも押したし、発声練習もしたし…

やることはやりました。

 

また、何を伝えたいかも考えました。

就労支援のプロ集団が集まるのですから、通常の報告はもう皆さん知っていること。

なにより、大会テーマである「いきいきと働く姿を求めて」に強くひかれた気持ちを大切にして考えました。

 

あ、そうだ。

みんなの表情(顔)を届けたい。

仕事に就いたメンバーも、訓練中のメンバーも、苦難にぶつかりながら退職せざるをえなくなったメンバーも、

笑顔だけがいい顔じゃなくて、

苦労している顔。

困難に立ち向かっている顔。

楽しんでいる顔。

 

先日来られたつくば市からの研修生も言ってくれました。

「メンバーみなさんの表情が明るいですね。楽しんで訓練に向きあっているようですね。」と。

 

そう思って、ブログ掲載している写真を中心に、たくさんの顔を届けてきました。

 

同時に、現状と課題。

私が、本当に大切だと感じている「つなぐ・つながる」をテーマにしてみました。

 

本人の望みを中心とした支援は、言わずもがな。

そうしていくために大切なのは、

「つなぐ・つながる・つなげる。それは、必要な時、いつでも、ずっと。」

 

発表終了後、何人もの方からお声をかけていただきました。

共感の声が多数。

なによりも、多くの方から「いきいきしていますね」と言われたことが嬉しかったです。

「そうでしょうー、あの写真の△△さんはですね…」と話したくなるのをぐっとこらえてやりすごしましたよ。

 

でもその中で、厳しいご意見もいただきました。

「ここに集まっている皆さんは、一生懸命取り組んでいる人たち。だから、本人の思いを引き出し、寄り添い、支援すること(点を見出す)、そしてネットワーク(線のつながり)、それは当然のこと。私達はその先の、行政への働きかけ(支援の土台となる面づくり)をしていく必要があるのではないか。」

………その通り。

個人的に意見を言われたのではなく、フロア全体への問いかけとなるご意見でしたが貴重であり、もっともなことでした。

「あ痛っ」と思いましたが、ここは私の強みであるしつこさ(=何があってもあきらめない)を出しまして、

懇親会のときにあらためてご挨拶&意見交換&ご助言いただいて参りました。

 

いずみまさこ

追記:今回発表にあたり、事例報告の許可をいただいたメンバーAさん、本当にありがとうございました。

ご協力に心から感謝申し上げます。

 

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第5回全国大会(障害者就労支援ローカルネットワーク) 1日目報告-(1)

2012年12月03日 | 障害者福祉

回の大会テーマは「いきいきと働く姿を求めて」

このテーマに心を打たれ、大会に向けて、大会事務局であるnpo法人くぬぎ 大上さんとメールや電話でやりとりをさせていただきました。

 

大上さんの思いとして、 

「この大会を通じて自分たちの行いが本当にご本人にとって誠意あるサポートとなりえているのか、

対人援助という、人生に踏み込んだ責任のある仕事に携わりお金をもらうなかで、

就労や生活や、移行やB型や医療や・・・ 

そういったことではなくて、まずその人の「人生」をみて、

やれるだけのことをしてきたといえるかどうか・・・。

支援は終わっても、その人の人生は続いていく。

そう考えた時に大切なのは、「就職」ではなくて「いきいきと働く姿」なのではないか…」

これらのことが、メールながら「勢い」と「情熱」をもって伝わってきました。

 

なんだかもう、大会前からこういった仲間との出会いが楽しみになりました。

 

2012年11月24日(土)大会一日目

(1)行政報告 (厚労省社会・援護局 障害保健福祉部 障害福祉課 就労支援専門官 山科正寿さん)

(2)基調報告 (全国障害者就労支援ローカルネットワーク 一杉 光男会長※←下記、ご参照ください

たくさんの報告の中で、やはり注目すべきは「障害者就労件数の増加」でした。特に精神障がい者の就労件数の伸びが著しいのです。

紙風船通所のみなさんにも、全国の仲間の存在を伝えたいと思います。

 

一杉さんのお話で印象的だったのは、

「働くということは、特別なことではなく当たり前の権利。人として社会に参加し、生きて行く上での当たり前の権利。」という言葉でした。

そうだそうだと思いつつ、

自己点検してみると…

私が病院で出会っていた時、精神的なご病気や障害を持たれる方は、皆さん不調さがあって受診に来られていました。

そのため、どうしても「無理をしない方が良い」という視点を持つことが多く…。

 

そう、当たり前の権利。

生きる権利、

働く権利、

なによりそれらを選択する自由と権利があるということを忘れてはいけない。

選択する権利を保障するには、

選択するための判断できうる情報や状況をととのえることが大切です。

それこそが寄り添う私達がおこなうこと。

 

「何人就職させたか、ではなく、就職した人をどう支援していくか、何をしていくのか。」

 

ひとことひとことが突き刺さります。

この後のパネルディスカッションに向けて、気合が入りました!

いずみまさこ

一杉さんが沖縄で行っている就労サポートセンターミラソルは、紙風船を設立する上での全ての土台となった職業リハビリテーションの事業所です。スタッフは研修に行かせていただき、また現在でも、相談・助言いただいております。

詳しくは http://blogs.yahoo.co.jp/milasol1224 ←ミラソルのブログ「水と紙と粘土」をご覧ください。

 

 

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第5回全国大会 ~西宮神社「えべっさん」報告~

2012年12月03日 | その他

2012年11月24日~25日の出張報告です。

え~、まずはご覧ください↓

この画像は「西宮神社のえべっさん」です。

十日えびすの祭典で、福男を選ぶ、あの祭典です。確か2,000人が参加したとか…。

私、なんでこんなに楽しそうなのか…冷静に見るとこわいのですが、まあしょうがないです。

夜ではありますが、酔っているわけではありません。

冷静に、

こんな満面の笑顔で、

えべっさんの顔から自分の顔を出して、

…写真撮ってもらいました。

 

えべっさん左手の鯛の顔も試そうかと思ったんですけどね。

 

…………うん、やっておけば良かった。地に這いつくばる感じになるんだろうけれど。

 

いずみまさこ

 

PS:今日のこのブログをみて、「紙風船って、大丈夫?」とご心配になった方、いらっしゃいますか?

……わたくし、「センター長」という任務を仰せつかっております。

時折このような記事や写真を載せてしまいますが、気持ちはいたってまじめです。

私たち紙風船スタッフは、メンバー皆さんの人生に寄り添い、夢に向かって、または夢を叶えるべく一歩を、共に歩んでいきたいと考えております。

私の思いは、ブログにちょこちょこ書かせていただいております。(ブログ2012年8月1日、8月7日、8月20日、8月23日等をぜひお読みください。)

小心者ですので、「えべっさん報告」しつつ、皆さんの反応を心配しております。

どうぞよろしくお願いもうしあげます。

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