Do you really dream of jumping sheep?
(ども 火星人です。レイシストお断り)
Martian Official Weblog



ちょっとまずいってアメリカのニュースでやってたけど、ネットのニュースにない。。。


あ、追加です。
英語のサイトにありましたね。つか、まずそっち見ろって話か。
日本のメディアって、
若田さんが船長になるって時はニュースで大々的に伝えてたけど、こういうのは出てこないねえ。

それはともかく、冷却システムがおかしくなったようです。
切迫した状況(urgent situatuion) だけど、非常事態(emergency) ではないという、微妙なところらしいですw
乗組員はいまのところ安全ですと。
直すのに船外活動が必要と。
(直すっていうか、 fix っていってますね。船外活動はspace walk)
あれ?まさか、サンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーが船外活動とかやらないよね。
新手の映画宣伝だったりして。。。


The Beatles - Fixing A Hole



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ブラームスの4つの交響曲ですが、1番は、発表された当初から、第九に似ていると言われました。
曲の造りを考えても、意識したと思います。
それから2番はブラームス(当たり前ですけど。)の「田園」と言われてますし、3番は「英雄」なんて言われます。
ベートーベンの、それぞれ9番、6番、3番に対応しているわけですね。きっちり等差数列。
そうすると、4番が困るのです。ベートーベンに0番はないですからね。ブルックナーならともかく。
やはりここはベートーベン以前ということになるかと。
ベートーベン以前でまず思いつくのはモーツァルトです。交響曲もたくさん書いてるし。
そうすると、モーツァルトの最後、41番的なもの?
41番は、あまりに神々しいので「ジュピター(ユピテル)」と、呼ばれる曲です。
しかし、モーツァルトはブラームスにとって神のような存在なんですね。
神が作った神のような曲の真似はさすがにね。
ただ、41番が神々しいのは、主にその第4楽章なのですね。
対位法を使ったことによります。

41番の話に飛びます。
モーツァルトは、20代の半ばにスヴィーデン男爵さんちに入り浸って、バッハとヘンデルに浸っていたんですね。
対位法にはまってかなり勉強したようです。
そのころ対位法の曲をたくさん書いています。
クラヴィア(ピアノ)曲もたくさん書いてます。
ただですね、あまりうまくいったとは思えません。
例えば。この曲。「前奏曲とフーガ」と、まるでバッハみたいな題名です。
Mozart - Prelude and Fugue k 394 - A. Fischer
4分5秒あたりからフーガになってます。
前奏曲はバッハとは雰囲気が違いますが、フーガのところはバッハぽいですね。
これって、わざと似せたように思いますが、
下のリンクはバッハの平均律クラヴィアです。
J.S.Bach - The Well-Tempered Clavier - Gould
最初の前奏曲とフーガのフーガ(2分41秒から)と似てますよね。
そして、モーツァルトのフーガはあまり出来がいいとはいえないですよね。
他も、クラヴィア曲に関しては、いつもの切れがない。
天才モーツァルト、かなり苦労してます。
バッハもクラヴィア曲のフーガは、かなり無理無理な作り方してますし、やはり相当難しいんですね。
一方で、交響曲38番のプラハは対位法を使ってますが評判がいいです。
そしてとどめがジュピターの第4楽章。
この場合、正確にはフーガの要件は満たしていないので、フガートというんだって。
ほぼフーガの形ってことです。

「ドーレ―ファーミー」(C-D-F-E)のジュピター音階と、他5つの動機が、同時に各パートで演奏されて、それぞれを追いかけていくという、非常に高度な技を使ってこの出来栄え。
最早人間技ではありません。
冒頭の「ドーレ―ファーミー」は、交響曲第1番で出て以来、何度か使われています。
さらに、この曲。
W. A. Mozart - Missa brevis
原曲ですよね。これをフーガ入りの管弦楽曲にしたのですね。
R・シュトラウスは、「まるで天上にいるようだ」といったそうです。

それはともかく、モーツァルトは、2ヶ月の間に39番から41番の(最後の)3大交響曲と、さらに他にも数曲作っています。おいらは、HP用に以前、MIDIというのを打ち込みで作ってましたが、ピアノ曲1曲仕上げるのに、モーツァルトがその曲の作曲にかけるより時間がかかってました。ちょっと暴れたくなります。
そして、この3大交響曲、依頼を受けたものではなく、演奏会用でもないんですね。作られた理由が不明となっています。
まあ、もちろん作りたかったから作ったんでしょうけど。
モーツァルトは、かつて若いころ(っていうか、死んだ時も結構若かったわけですが)、当時、ハイドンの弦楽四重奏曲を書き換えて、その楽譜をハイドンに送ったことがあるんですね。
意図は明らかにはなっていませんが、おそらく自分の能力をハイドンに見せたかったんだろうと。ひょっとしたら「俺のほうがいい曲書けるんだ」。
ハイドンは温厚な性格で、そんなモーツァルトを褒めたそうですが、ジュピターを作った動機はこれじゃないでしょうかね。
「どうだ、すごいだろ」と天国のバッハに見せたかったから。
神様かも知れないけど。

ブラームスに戻ります。
ブラームスの4つの交響曲は、調性が1番から順に C-D-F-Eになっているんですね。
もうそれぐらい、モーツァルトを愛していたと。だから、(第9と田園と英雄は作ったけど)ジュピターは作れない。おそらく、本人はモーツァルト的な曲を作るなんてまるっきり不可能だと思っていただろいうし。
(メロディーには自信がなかったから)
そうして、第4番の中で最初に作ったのが、第4楽章です。パッサカリアという形式。主にバッハやヘンデルの時代に使われた形式。
短い変奏が次々と現れる形。
そして第2楽章は、フリギア旋法。(これも天上の響きだと思います)
「4番=ベートーベン以前」は、このような理由からモーツァルト以前になったのではないかと。

最後はそのパッサカリアで。
Brahms - Symphony No.4 mv.4- C.Kleiber

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