超低金利で、お金を市場にじゃぶじゃぶ流すと、インフレになりますわね。
で、インフレになってもそのまま放置する(金利を上げない)のを金融抑圧というらしい。(間違えていたらすいません)
インフレになるから、数字上はお金が回ります。
すると、普通に考えれば税収が(数字上)増えますわね。
つまり、国は借金を減らせると。
第2次大戦後、アメリカやイギリスはこれで借金をなくしました。(小指ではないです)
日本の場合も、まあ、中身は違うけど、ハイパーインフレで借金の数字が桁違いに小さくなったので、返せたと。
仮に、安倍政権が国の借金を減らそうとしているなら、金融抑圧状態にして、それを出来るだけ続けたいと思うはず。
まあ、安倍政権が、というか自民党が本気で借金を返そうという気持ちがあるかというと、たぶんないと思うけど。
自民党のやっていることを見ると30年後のことなんて全く考えていないですからね。つねに、あとの世代にしわ寄せが行くようにしてますよね。
それでも、少しは「借金減らすぞ」というポーズをとらないと叩かれるので、まあ、ちょっとは減らして見せようとはするであろうと。
税収が増えた分の多くは、支持者にばらまいて、人気を取ろうとすると思うけどもね。ギリシャと同じ。
増税するし年金減らしてるし医療費の負担も増えるし、所得が多くない人には明らかに厳しいけれど、儲かっているところにはとても優しい政策をとっているので、一応は、経済、つまりお金が回るということは考えているのでしょう(笑)
ようするに、とりあえず「インフレなんだからお金は回るはずだ。税収も増えるはずだろ」という政策は取っているわけです。
当面、(短期間だけど)お金は回るでしょう。じゃぶじゃぶ政策だし。
ただ、明らかに旧式の(いつものあの辺の業界にお金をばらまく)予算編成でしかないので、将来は暗いのですが、それは今日の本題ではなかいのでおいといて、とりあえずおインフレは続けて借金を減らすような方向には持っていきたいのだろうと。
だとすれば、金融抑圧の状態にもっていってそれを続けたいはずなのです。
で、取り巻く環境は悪くない。って、ようするに他の国の財政のことですが。
先進国は同じように財政がやばい。(日本は特にすごいけど。)
だから、横並びで金融抑圧政策が出来るという寸法です。
ただし、各国ともインフレになってきたら、妙なチキンレースが始まりますね。
どこかが金利を上げたら終わりなわけですね。
金利の高いところにお金を回したほうが儲かりますからね。
そうすると金融抑圧をやっていたところは梯子を外された格好になってしまうと。
あわてて金利上げ上げ合戦。
ダラス連銀のフィッシャー総裁は、FRBがいつまでも量的緩和を続けていたことに、ホテル・カルフォルニアの最後のところを引用して例えたそうですね。
あちこちに書いてました。うはは
"You can check out anytime you like,but you can never leave."
いつでも好きな時にチェックアウト出来るけど、決してしないんだよ。
まあ、先日ついに緩和を縮小して、フィッシャー総裁も、ようやく、ホッ。
出口が見えたんですかね。
というか、アメリカの場合、はやくも住宅バブルになりつつあるようですね。
さ~、どうなるのかなあ。
あ、ちょっとバブルのこと思い出した。
それは次回あたりに。。
The Eagles - Hotel California
曲はもちろん、これどす。
あ、おまけ。
本日のアメリカ大使館のプレスリリースの一部です。
Japan is a valued ally and friend. Nevertheless, the United States is disappointed that Japan's leadership has taken an action that will exacerbate tensions with Japan's neighbors.
日本は大切な同盟国であり、友好国である。しかしながら、日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している。
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